ワシントンD.C.周辺には、ダウンタウンの中心部に近い所から少し離れた所まで、たくさんの大聖堂や教会があります。それらの中には、一度は足を運びたいおすすめの所も数多くあります。
ワシントンD.C.には数多くの歴史的建造物がある
このエリアにある教会は、どれも歴史を感じさせる建造物ばかりです。中には国の歴史的建造物に指定されているものもあります。
今回は、限られた観光時間の中で是非とも訪れておきたいおすすめの教会を10箇所紹介します。
ネオゴシック建築が特徴的なワシントン大聖堂はマスト
ダウンタウンの西に位置するワシントン大聖堂は、内部に88の礼拝堂を持つ巨大な大聖堂です。大統領の就任礼拝や国葬が行われる場所としても使われており、日常的に礼拝が行われています。
ホワイトハウスから目と鼻の先、セント・ジョンズ教会
ホワイトハウスの北にあるラファイエット広場から道を挟んだところにあるセント・ジョンズ教会は大統領も礼拝に訪れる聖公会の教会として知られています。クリーム色の外壁と白のアクセントが特徴的な可愛らしい外観が訪れる人の目を惹きます。
プロテスタントの源流とも言えるルーテル派のジョージタウン・ルーテル教会
ジョージタウン・ルーテル教会は、ワシントンD.C.にあるルーテル教会です。1787年に創立され、歴史的に重要な教会の一つであります。この教会はジョージタウン大学とともに、ジョージタウン地区の歴史的なランドマークの一部でもあります。訪れるには事前の予約は不要ですが、教会のサイトや電話で確認することができます。
アメリカのメインストリームを体感したいならカルバリー・バプテスト教会
ダウンタウンの東部、チャイナタウンの中にあるカルバリー・バプテスト教会はアメリカで最も信徒の数が多いバプテスト派の教会です。こちらの教会は毎週日曜日の朝しか礼拝を行っていませんが、アメリカで最も信徒の数が多いだけあって様々な人が礼拝に訪れます。
ナショナル・シティ・キリスト教会
ワシントンD.C.にあるナショナル・シティ・キリスト教会は、1908年に創立されたディサイプル派の教会です。この教会はワシントンD.C.の中心部、ニューヨーク通りのトーマス・サークルに位置し、歴史的な建物としても有名です。訪れるには事前の予約は必要なく、教会のサイトや電話で確認することができます。また、教会には訪問者向けのガイドツアーが開催されており、教会の歴史や文化について知ることができます。
ニューヨーク・アベニュー長老派教会
ニューヨーク・アベニュー長老派教会は、ホワイトハウスから4ブロックの場所にあり、アフリカ系アメリカ人の人権運動において重要な役割を果たすプロテスタントの教会です。1859年に設立され、エイブラハム・リンカーンが大統領就任前に礼拝に参加したことでも知られています。また、彼の葬儀にも使用されました。さらに、マーティン・ルーサー・キング牧師が「I Have a Dream」演説の前にこの教会で説教を行ったことでも有名です。
この教会は、社会正義のために尽力しており、地元の学校に支援を行うとともに、飢餓に苦しむ人々やホームレスの人々のための食糧プログラムを運営しています。また、アフリカ系アメリカ人の歴史に関する展示会を開催することで、偏見や差別に立ち向かうための支援をしています。
カトリックの大聖堂に行きたいなら、無原罪の御宿りの聖母教会
北米最大のカトリックの大聖堂、無原罪の御宿りの聖母教会は、ダウンタウンの北東にあります。メトロで行けますが、坂道が多く、歩く距離が長いため、Uberやタクシーなどで行くのも良いでしょう。内部には20を超える礼拝堂があり、日曜日には複数回のミサが行われています。観光客でも自由に参加できます。
ケネディ大統領の国葬が執り行われた使徒マシュー大聖堂
使徒マシュー大聖堂はカトリックのワシントン教区における司教座聖堂で、全米にあるカトリック教会の中でトップに位置する大聖堂です。そのためケネディ大統領の国葬が行われるなど、合衆国の歴史においても重要な役割を果たしています。
フランシスカン・モナステリー・オブ・ザ・ホリー・ランド
美しい庭園が魅力のフランシスカン・モナステリー・オブ・ザ・ホリー・ランドは、修道女たちが実際に生活している修道院です。一般向けに開放していますが、中を見るなら巡礼ツアーに参加するのがおすすめです。ツアーでは、内部の美しい芸術や建築物を堪能できるだけでなく、普段は経験できない修道院での生活を体験することもできます。
なお、この修道院の庭園には、100年以上の歴史を持つ植物たちが美しく自生しています。庭園内にはレクリエーショント・レイルもあり、自由に散策できます。
インスタ映えする大聖堂ならセント・パトリック・カトリック教会
1794年に設立され、アイルランドからの移民たちのニーズに応えてきたセント・パトリック・カトリック・チャーチは、現在では世界中から多くの人を受け入れています。しかし、歴史の中では、セント・パトリック教区とワシントン市の闘争があるなど、歴史的なストーリーを持つ宗教施設です。
この建物は、ホワイトハウスを建築設計したジェームズ・ホーバン氏の設計に基づいています。観光スポットとしても人気がありますが、建築についてもじっくり堪能したいスポットです。
キリスト教大国ならではの景色
ワシントンD.C.の市内には、たくさんの大聖堂や宗教施設があります。市内にも複数あるので、ぜひ時間を見つけて足を延ばしてみてください。観光客に礼拝を公開している所も多くあります。
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