ワシントンD.C.観光の目玉といえばホワイトハウスや合衆国議会議事堂などの政府機関や、リンカーン記念堂などの歴史的人物を称えた記念碑などがありますが、それらと並んでスミソニアンに代表される多くの美術館や博物館があります。
市内には大小様々な美術館や博物館が存在していますが、中でもナショナルモール周辺に点在する施設群は、立地の良さなどから観光スポットとして大変人気があります。
そこで今回はナショナルモールに点在する美術館や博物館を効率よく巡るためのモデルコースを作ってみました。
72時間で巡る、ワシントンD.C.の主要な美術館、博物館
ワシントンD.C.はアメリカの他の街と比べて非常にコンパクトなため、一般的に3日間あれば主要な観光スポットを巡ることができます。
例えば1日目に政府機関の建物やリンカーン記念堂などの歴史的記念碑などを巡り、残りの2日間で美術館や博物館を訪れるといったプランが考えられるでしょう。
しかし、ここではワシントンD.C.の定番スポットは抜きにして美術館や博物館でゆっくり観たい方などに向けて、3日間を丸ごと使って美術館や博物館を愉しむ、贅沢なプランを提案します。
施設の位置関係を事前に把握しておく
3日間という限られた時間で効率よく巡るには、事前に目的の施設がある場所を把握しておくことが肝心です。
ナショナルモールは非常に広大で、北端のコンスティシューション通りから南端のインディペンデンス通りまで歩いて大体20分くらいはかかります。さらに合衆国議会議事堂がある東端からリンカーン記念動画ある西端までの距離ともなると、徒歩だと約1時間もかかるため、交通機関の利用が必須になります。
事物館や博物館が点在しているのは、ナショナルモールの東半分、ワシントン記念塔と合衆国議会議事堂の間になりますが、それでも東西南北を行ったり来たりするのは時間的にも体力的にも効率的とは言えません。
そこで、ナショナルモールの北側にある施設と南側にある施設は日にちを分けて訪れるなどの工夫が必要となります。
ナショナルモールの北側に位置する施設は次のとおりです。
ナショナルギャラリー
国立公文書館
スミソニアン自然史博物館
スミソニアン歴史博物館
アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館
一方、ナショナルモールの南側にある施設は次のとおりです。
国立アメリカ・インディアン博物館
スミソニアン航空宇宙博物館
ハーシュホーン博物館
スミソニアン協会本部
フリーア美術館
72時間で巡るナショナルモールにある美術館と博物館、1日目
1日目はナショナルモールの北側にある施設の中から2か所、または1か所をピックアップ。2か所巡る場合は午前と午後で巡ります。
おすすめの場所はスミソニアン歴史博物館と自然史博物館です。
72時間で巡るナショナルモールにある美術館と博物館、2日目
2日目はナショナルモールの北にある施設と南にある施設の中から1か所ずつ、または1か所でゆっくりしたい方はいずれかの場所になります。
この日のおすすめはナショナルギャラリーとスミソニアン航空宇宙博物館です。
南北の移動は歩いて行くことでできますが、自転車や地下鉄などが便利です。地下鉄を使う場合はイエロー、グリーンラインのペンクウォーター駅とランファンプラザ駅を行き来することで、ナショナルモールの南北を快適に移動することができます。
72時間で巡るナショナルモールにある美術館と博物館、3日目
最終日はナショナルモールの南側を巡ります。この日のおすすめは国立アメリカ・インディアン博物館と東洋美術の殿堂、フリーア美術館です。
多彩な選択肢から自分だけの旅行プランを作る
ナショナルモールには個性豊かな美術館や博物館が多数点在しています。
パッケージツアーに組まれている定番スポットでじっくり過ごすのも良し、目的の作品を観に、お気に入りのスポットに行くのも良し、自分だけの旅行プランで充実したD.C.旅行を愉しんでください。
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