ワシントンD.C.のチャイナタウンにあるカルバリー・バプテスト教会は、プロテスタントのバプテスト派に属する教会です。
バプテストは全米で最も多くの宗教人口を占めるプロテスタントのひとつ
この教会の教派であるバプテストとは、アメリカにおけるプロテスタントの中では最大の教派として知られています。
奴隷制度をめぐって決裂した過去も
バプテストの信徒は、世界中にたくさんいます。その中でも、アメリカのバプテストを信仰する教会をまとめているのが米国バプテスト同盟です。この組織は、現在では「アメリカ合衆国における米国バプテスト教会」という名称ですが、これまでの歴史の中では何度も名称を変更してきました。その背景には、奴隷制度をめぐっての意見の違いが大きく関係しています。
1844年12月に開催された定期総会において、奴隷制度に対する意見で分裂が起こり、南部の信徒たちは定期総会から分離し、その後、残留した組織がそのままメインストリームという立場を維持し、1972年には現在の組織名に落ち着きました。
バプテスト信徒以外も礼拝に参加できる
日曜日に行われている礼拝では、バプテストの信徒でなくても自由に参加できます。もちろんクリスチャンでなくても問題なく、観光客でも教会の礼拝に参加してみたいという人は、気軽に参加できます。具体的な礼拝のスケジュールに関しては、公式サイトで事前にチェックできます。
礼拝は時間厳守で
礼拝に参加する際には、遅れることがないように時間厳守が鉄則です。特にバプテストの教会は日曜日の礼拝を最も大切にしており、こちらの教会では1日に1回しか行われていないので、スケジュールに余裕を持っておきましょう。