使徒マシュー大聖堂はワシントンD.C.の観光の中心地であるナショナルモールから16番通りとコネティカット通りを北に進んだ、ロードアイランド通り沿いにあり、観光客にも開放されているローマ・カトリックの大聖堂です。
使徒マシュー大聖堂はワシントンD.C.のカトリック大聖堂
1893年から1913年にかけて建築された赤い外観が特徴的な建物は、1974年に国の歴史登録財に指定され、現在は年間を通して多くの人が足を運ぶ場所として知られています。
過去にはケネディ大統領の国葬も行われた司教座聖堂
この大聖堂は、大統領や国の要人たちの国葬が行われてきた場所としても知られています。過去にはジョン・F・ケネディ大統領をはじめ、上院議員のジョセフ・マッカーシー氏などの国葬をはじめ、フィリピンのマニュエル・ケソン初代大統領などの葬儀も、この大聖堂で執り行われました。
ヴァチカンから時のローマ教皇、ヨハネ・パウロ2世が来米した際にはこの大聖堂でミサが行われるなど、アメリカの政治や宗教にとって大きな意味を持つ場所でもあります。
内部には25の礼拝堂
大統領の就任礼拝が行われるワシントン大聖堂と比較すると、使徒マシュー大聖堂の規模はそれほど大きくはありません。しかし、内部には25の礼拝堂があり、実際にミサが行われています。観光客でも足を入れることができる観光スポットとしても人気がありますが、ミサが行われている際、中ではあまり騒がないように注意したいものです。
ちなみに、クリスチャンでなくても大聖堂の中でミサを受けることができます。1週間の始まりとなる日曜日には、周辺地域のカトリック信徒が足を運んで主日ミサを行いますので、機会があればぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
この大聖堂の中には、たくさんのステンドグラスや教会ならではの装飾があります。カトリック教会の中で最も美しい教会というニックネームを持つほど、見ごたえのある美しさです。
事前にミサのスケジュールを確認しよう
使徒マシュー大聖堂では、定期的にミサが行われており、公式サイトからそのスケジュールを確認できます。日曜日のミサは毎週6回行われており、英語だけでなく、スペイン語でも行われるなど、多民族国家ならではとなっています。
また、頻繁ではありませんが、教会イベントも開催されています。観光のタイミングと合えば、普段の生活や一般的な観光では体験できない貴重な思い出になるでしょう。