ワシントン大聖堂は観光の中心であるナショナルモールから見て北西の小高い丘の上に建っています。その敷地は広大で、大聖堂を中心に付属の学校やカフェなどが建ち並んでいて、建物と建物の間には緑地や庭園などがあります。
今回はその緑地の中でも美しく整備された主教の庭(ビショップガーデン)を紹介します。
主教の庭がある場所
主教の庭は大聖堂の南側、聖パウロの塔の脇にある道を下ってすぐのところにあります。道を歩いていくと右側に少し高い壁があって1箇所だけアーチ状の入り口があり、主教の庭の看板があります。
地形を活かした見事な庭園
丘の上に建つワシントン大聖堂から南に行くに連れて緩やかな下り坂になっていますが、主教の庭はこの地形を活かして、大聖堂から一段下がった場所に造られています。
そのため、庭からは大聖堂を見上げることになり、壮麗な外観をまた違った角度で愉しむことができます。入り口のアーチをくぐるとすぐ階段になっていて、両側には四季折々の花が咲いています。そこを下って行くと石と木で造られたあずま屋があり、中から枠越しに大聖堂を眺めることもできます。
あずま屋からさらに下って行くと野外礼拝所があり、四季折々の花に囲まれながら祈りの時を守ることができます。
庭の散策は春先から秋口までの午前中がおすすめ
主教の庭の見ごろは春先から秋口にかけてで、この時期に訪れれば何らかの花が咲いています。また、訪れる時間帯は午前中、可能であれば平日がおすすめです。日曜日になると大聖堂では礼拝を執り行っていますので、礼拝に出席しない観光客は外から大聖堂を見ることになります。そうなると必然的に主教の庭にも大勢の観光客で溢れてしまいますので、平日の午前中がベストです。
大聖堂の周辺は閑静な住宅地で、平日はほとんど人がいなくなるので、周りからの生活音がほとんどしません。そのため、風の音や鳥のさえずり、花の香りなどを存分に味わうことができます。
主教の庭で自分だけの時間を
ワシントン大聖堂の南側には丘陵地帯の地形を活かした司教の庭があり、そこには四季折々の花が咲きほこっています。
庭園にはあずま屋や野外礼拝所があり、大聖堂が建っている同じ敷地内とは思えないほどの緑豊かな場所になっています。
ワシントン大聖堂を訪れた際には司教の庭に立ち寄って短な自然を感じてみてはいかがでしょうか?定番の観光にはない、また違った魅力がありますよ。