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個人旅行?それともパッケージツアー?ワシントンD.C.を愉しむためのおすすめの旅行スタイル

海外旅行に行く際、まず初めに考えるのが個人旅行かパッケージツアーにするかではないでしょうか?

個人旅行、パッケージツアーそれぞれのメリット、デメリットは多くの旅行関連サイトや動画などで紹介されていますが、ここではワシントンD.C.を訪れる際に最適な旅行スタイルに焦点を当て、それぞれのメリット、デメリット、そしてより愉しく旅をするための方法を紹介します。

行きたいところに気ままに旅する、個人旅行のメリット、デメリット

街の定番スポットからディープな場所まで、心ゆくまで愉しめる個人旅行のメリット

まず最初に書きますが、当サイトは個人旅行をオススメしています。

個人旅行の最大のメリットは、何と言っても自分の行きたいところに好きなだけ行き、時間の許す限り好きなだけ滞在できるところです。

ワシントンD.C.の定番観光スタイルといえばリンカーン記念堂を見学した後、ホワイトハウスの南側で記念写真を撮り、そのあとスミソニアン航空宇宙博物館あたりを見学するといった感じですが、同じ場所を訪れるにしても個人旅行とパッケージツアーでは愉しめる方法が全く違ってきます。

航空宇宙博物館

例えばこのコースの場合、パッケージツアーだとバスの中でリンカーン記念堂を紹介されてその後下車してリンカーン記念堂とリフレクティングプールの間の広場で解説、記念撮影、上級プランでリンカーン記念堂の中に入って坐像を見学した後次の場所に移動、といった感じで終わってしまいます。

ホワイトハウスの場合、ただでさえ警備が厳しいところに団体でエリプスの広大な敷地を歩いてホワイトハウスの南側まで行った後、記念撮影をして終わり、スミソニアンでは1日かけてみても観きれないと言われるほどの展示があるにも関わらず、所要時間はせいぜい1時間程度しかありません。

これが個人旅行の場合ですと、好きな時間に好きなだけ行くことができます。例えばリンカーン記念堂一つとっても早朝、朝日にあたるリンカーン大統領の坐像をじっくり鑑賞したり、昼下がりに記念堂前の階段で道ゆく人を眺めながらゆっくり過ごしたり、夜にライトアップされた記念堂を眺めたり、思いおもいのプランを立てることができます。

ブルーアワーのホワイトハウス
夕暮れ時のホワイトハウス。クリーム色の光でライトアップされた外観は昼間とはまた違った雰囲気を魅せている。個人旅行の場合、好きなだけ観ていられるのがメリット。

ホワイトハウスも、テレビによく出る南側だけではなく、北側の正面に回って間近で建物を鑑賞したりできますし、商務省ビルにあるホワイトハウス・ビジターセンターではホワイトハウスに関する貴重な資料の数々を、事前の予約なしに誰でも無料で観ることができます。さらに、アメリカに在住している知り合いがいれば、議員の紹介を通してホワイトハウスの中に入ることだってできてしまいます。

スミソニアンに至っては丸1日時間を作って鑑賞するなんていうことも個人旅行ではできてしまいます。

定番のダブルデッカーバス?それとも公共交通機関?多様な交通手段からお好みの方法で

乗り降り自由のバス

ワシントンD.C.には見どころが多い分、移動手段も多岐にわたっています。定番のダブルデッカーバスは日本から予約が可能で1日券とナイトツアー付き2日券、ナイトツアーの3種類から選ぶことができます。公共交通機関は地下鉄とバス、観光地を中心に決まったルートを周る循環バス、さらに市内のあらゆる場所に設置されているシェア自転車があって、お好みの移動手段を格安で利用することができます。

公共交通機関の最大のメリットは、何と言っても地元の人が利用するので、ワシントンD.C.の素顔に触れることができることでしょう。特にユニオン駅からシェイディー・グローブ駅までのレッドライン、メトロセンター駅から西のブルー、オレンジ、シルバーライン沿いには多くの観光スポットが点在しているので、個人旅行でワシントンD.C.を訪れた際には是非とも利用したい交通手段です。

旅行プランは全て自分の責任で、個人旅行のデメリット

個人旅行では好きな場所に好きなだけ滞在できるメリットがありますが、その分移動手段や時間配分、交通機関の遅れなどのアクシデントに対して全て自分で対処しなければなりません。さらにワシントンD.C.には世界中から多くの人が集まるので、最低限の英語が必要になります。

また、ホテル選びも重要で、格安のホテルは治安があまり良くない東地区か、ポトマック川を渡ったヴァージニア州側でワシントン市内からかなり遠いところになってしまいます。そうなると必然的にある程度の予算を確保するか、予約の方法を工夫してより安くホテルを取らなければなりません。

それらを克服して愉しみたい人にとって、ワシントンD.C.への個人旅行は最適な方法になるでしょう。

移動、食事、観光全てが込み込みのパッケージツアー

ワシントンD.C.単体でのパッケージツアーはない

まず最初に紹介しますが、現在日本からのパッケージツアーでワシントンD.C.だけに滞在するものはありません。

大抵の旅行会社は東海岸の4都市、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、そしてワシントンD.C.、またはワシントンD.C.とニューヨークを一気に巡る6日、7日、または8日間のハイライトツアーとして販売しています。このうち、ワシントンD.C.はわずか1日しか割り当てられていません。

他の都市も巡れる、パッケージツアーの魅力

独立記念館
フィラデルフィアにある独立記念館。パッケージツアーの場合、ワシントンD.C.以外にボストン、ニューヨーク、フィラデルフィアにも立ち寄ることが多いので、東海岸の魅力を堪能できるのがメリット。

日本で販売されているパッケージツアーでは、大抵ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンD.C.の4都市、またはワシントンD.C.とニューヨークを1日ずつ巡るツアーになっています。8日間のツアーの場合はニューヨークに2日間割り当てられるので、ワシントンD.C.に関しては1日コースになります。

パッケージツアーの場合、大抵はバスでの移動になるので、ホテルは市内ではなくヴァージニア州側に滞在することになります。

ツアーで巡る観光スポットはリンカーン記念堂、ホワイトハウス、合衆国議会議事堂を下車観光、ジェファーソン記念堂と桜並木を車窓観光、スミソニアン航空宇宙博物館を1時間から2時間程度の入場観光、国立自然史博物館、国立美術館の両方を1時間程度ずつ、またはいずれかに1時間程度入場観光といった内容です。

この内、下車観光のスポットでは添乗員と一緒に行動し説明を聞くスタイルで、入場観光では各自自由行動になりますが、パッケージツアーの最大のメリットといえるのが添乗員なので、街のことや観光スポットにまつわることなどを直接聞くことで、知的好奇心を刺激することができます。

また、移動手段もほとんどがバスなので現地でも交通費や利用の仕方などをあらかじめ下調べする手間を省けるのも魅力です。

莫大な旅費がかかる上、街の真髄に触れる機会が少ない、パッケージツアーのデメリット

ワシントンD.C.だけではなく、東海岸のその他の都市も巡れるパッケージツアーですが、ツアーであるがゆえのデメリットがあります。

まず基本的に自由行動ができません。旅行者はあらかじめ旅行会社が決めたコースに従って行動する義務が生じます。最低でも集合時間の5分前までには決められた場所にいなくてはなりませんし、買い物するときでさえも、原則旅行会社が提携している店で買い物をしなければなりません。

さらに、航空券やホテルも決められたランクのもので、座席指定ができなかったり、ホテルのランクも費用の割に低かったりすることもあります。

また、パッケージツアーのもう一つのデメリットは旅費の高さです。ワシントンD.C.を含めた東海岸の4都市をめぐるハイライトツアーの平均的な費用はエコノミークラス利用で一人当たり大体40万から50万円程度かかり、現地での買い物などは別途必要になります。

一方個人旅行では1都市滞在にはなりますが、航空券とホテルで大体20万から30万、現地での移動手段や買い物等合わせてもせいぜい40万円程度で済みますし、40万も出せば、市内の4つ星クラス以上のホテルには確実に泊まれてしまいます。

現地での移動の手間を省き、添乗員のサービスを必要とする人にとって、パッケージツアーはワシントンD.C.を賢く巡るための選択肢といえるでしょう。

街の魅力を余すことなく満喫する個人旅行、添乗員と一緒に東海岸の他の都市も巡るパッケージツアー

いかがでしたか?ワシントンD.C.を旅行するにあたって、個人旅行とパッケージツアーのメリット、デメリットとそれぞれの愉しみ方をまとめました。

当サイトでは街の魅力を余すことなく満喫できる個人旅行をオススメしていますが、東海岸の他の都市も巡ることができるパッケージツアーもまた選択肢の一つです。

お好みの方法でワシントンD.C.を愉しんでみてはいかがでしょうか?

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2017年、一般観光客としてホワイトハウスの内部を見学したのをきっかけに、ワシントンD.C.に旅行する日本人向けに当サイトを開設。ワシントンD.C.の魅力と旅を心から愉しむための裏技など、ここでしか手に入らない情報をお届けします。

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