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日米の美術館・博物館比較:国立西洋美術館とナショナル・ギャラリー

美術館や博物館を訪れることは、芸術や歴史に触れる貴重な体験です。しかし、その体験は国や文化によって異なります。今回は、日本の国立西洋美術館と、アメリカ・ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリーを比較し、入館料、セキュリティ、展示室の違いを詳しく解説します。

国立西洋美術館とは?

国立西洋美術館

ル・コルビジェが設計した建築の魅力

東京都台東区・上野公園にある国立西洋美術館は、1959年に開館しました。この美術館の最大の特徴のひとつが、建築家ル・コルビジェが設計した独特の建物です。コンクリートと直線的なデザインが印象的で、2016年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されました。

展示内容

国立西洋美術館は、19世紀から20世紀の西洋美術を中心に展示しています。印象派の作品が充実しており、モネ、ルノワール、ゴッホなどの名画を鑑賞することができます。また、定期的に海外の美術館から作品を借りる特別展が開催され、世界の名作に出会える機会も多くあります。

入館料

国立西洋美術館は基本的に有料で、一般の入館料は500円〜2,000円程度です。ただし、特定の無料公開日が設けられることもあります。

ナショナル・ギャラリーとは?

ナショナルギャラリー内にあるガーデンホール

アンドリュー・メロンの寄贈によって誕生

ナショナル・ギャラリー(正式名称:National Gallery of Art)は、アメリカの実業家アンドリュー・メロンが自身のコレクションを寄贈したことから誕生しました。ワシントンD.C.の中心部に位置し、1941年に一般公開されました。

広大な展示スペースと豊富なコレクション

ナショナル・ギャラリーは、ルネサンスから現代美術まで幅広い作品を所蔵しています。特に、レオナルド・ダ・ヴィンチ、レンブラント、フェルメール、モネ、ピカソなどの巨匠の作品を間近で見られるのが魅力です。また、広大な敷地には彫刻庭園もあり、屋外展示も楽しめます。

入館料

ナショナル・ギャラリーの最大の特徴のひとつは、入館料が完全無料であることです。これは、アメリカの文化政策の一環として、誰もが気軽に芸術に触れられるようにするための取り組みのひとつです。

国立西洋美術館とナショナル・ギャラリーの違い

① 入館料

  • 国立西洋美術館:基本的に有料(特別展は別料金)
  • ナショナル・ギャラリー:常設展も特別展もすべて無料

② セキュリティ

  • 国立西洋美術館:セキュリティゲートは設置されておらず、スムーズに入館できる。
  • ナショナル・ギャラリー:セキュリティゲートがあり、金属探知機やバッグ検査を受ける必要がある。

③ 展示室の特徴

  • 国立西洋美術館:企画展示室には天窓がなく、展示物の劣化を防ぐために照明が工夫されている。
  • ナショナル・ギャラリー:最上階の展示室には天窓があり、自然光が差し込む設計になっている。

美術館の見どころ:西洋美術名作と多彩な展示

国立西洋美術館とナショナル・ギャラリーは、それぞれ異なる魅力を持つ美術館です。日本とアメリカの文化の違いが、美術館の運営や展示方法にも反映されています。どちらも素晴らしい美術館なので、機会があればぜひ訪れてみてください。

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2017年、一般観光客としてホワイトハウスの内部を見学したのをきっかけに、ワシントンD.C.に旅行する日本人向けに当サイトを開設。ワシントンD.C.の魅力と旅を心から愉しむための裏技など、ここでしか手に入らない情報をお届けします。

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