ワシントンD.C.の中心にはナショナルモールと呼ばれる広大な緑地帯が広がっています。その中には合衆国議会議事堂やスミソニアン博物館など、数多くの有名観光スポットが建ち並んでいます。
今回はナショナルモールにある観光スポットの中でも、主に西側に点在している記念碑にスポットを当て、効率よく巡るモデルコースを作ってみました。
ワシントンD.C.を旅する際にぜひ参考にしてみてください。
アメリカの歴史が凝縮されたナショナルモールの西半分
ナショナルモールは初代大統領ジョージ・ワシントンを記念して建てられたワシントン記念塔を中心に、東西に広がっています。
中でも、リンカーン記念堂をはじめとした記念碑があるのはナショナルモールの西半分でワシントン記念塔から西端のリンカーン記念堂までの距離は約0.9マイル、歩いて移動すると大体20分くらいかかります。
記念碑巡りに最適なスタート地点はワシントン記念塔
ナショナルモールの西側に点在する記念碑は、リンカーン記念堂を除いて全て外で完結するので、東側の博物館巡りと比べてさほど時間を作る必要はありません。大体半日から1日ほどで大まかな場所を観ることができるので、気軽に愉しみましょう。
ナショナルモールの西側はリフレクティングプールと呼ばれる巨大な長方形の池を中心に東にワシントン記念塔と第二次世界大戦記念碑、西にリンカーン記念堂、北にヴェトナム戦争慰霊碑と朝鮮戦争記念碑があり、池を挟んで南側にはフランクリン・D・ルーズヴェルト記念碑とマーティン・ルーサー・キング記念碑があります。
これらの記念碑を効率よく巡るには交通の便が比較的良いワシントン記念塔を起点に、時計回り、または反時計回りに一周するのが最も良い方法です。
移ろいゆく時の流れを愉しむ
ナショナルモールの西側は屋外で愉しむ観光のため、時間の経過とともに表情を変えていく記念碑や木々の様子などを観ることができます。特にリンカーン記念堂前の階段は、午後になると日陰を求めて多くの観光客が思い思いに過ごしている、人気の休憩スポットとなっています。
また、周りの風景に溶け込むように設計されたガラス張りの休憩スポットが、キング牧師記念碑の入り口とリンカーン記念堂の北側の2か所にあり、そこでは軽食と飲み物を買うこともできます。
混雑を避けたいなら早朝がおすすめ
ナショナルモールにある記念碑、特にリンカーン記念堂は年間を通して世界中から多くの観光客が押し寄せます。そのため、朝の10時ごろになると多くの人で埋め尽くされ、大変賑やかになります。
そこで、自分のペースでゆっくり観光したい方や写真撮影に集中したい方などは、早朝の観光をおすすめします。時期にもよりますが、大体朝の7時ごろから9時ごろまでは比較的空いています。
おすすめルートはたったふたつ
ナショナルモールの西側はワシントン記念塔を起点に1周するという大変シンプルなルートです。しかし、途中の観光スポットでどう過ごすかはあなた次第です。
全て立ち寄るのも良し、1か所をゆっくり観るのも良し、思い思いの時間を愉しんでください。
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