アメリカの首都、ワシントン D.C.の観光名所といえば「スミソニアン」。スミソニアンとは1つの博物館を指すのではなく、スミソニアン協会が運営する博物館や美術館、動物園の総称です。その中でもイチオシの、「スミソニアン自然史博物館」をご紹介します。
コレクションの数が一番
スミソニアン自然史博物館は数あるスミソニアンの中でもコレクションの数が一番多く、さらに最古の建物です。テーマは「地球」。コレクションは、地球が誕生してから46億年の自然界に関するものを展示しています。恐竜や、大昔の生物の化石や剥製のほか、爬虫類や昆虫、鉱物、宝石、隕石など、多岐にわたる分野のコレクションが展示されています。そのコレクション数は約1億2,500万個以上。スミソニアン全体の95%を占めています。スミソニアン自然史博物館には多くの研究員が在籍し、調査、研究が進められる中、年々コレクションが増えています。
見逃せない見どころとは?
見どころたっぷりの博物館ですが、限られた時間の中で効率よく回るために3つの見どころをご紹介します。
アフリカゾウの剥製
1階から3階まで吹き抜けになっているのですが、そこにそびえ立つのが大きなアフリカゾウの剥製です。1955年に捕獲されたもので、捕獲されたゾウの中では世界最大の大きさ。2階や3階から見下ろすこともできます。
恐竜の化石
1階で一番人気の展示物といえば恐竜の化石。巨大な骨格が復元されていて、下から見上げると迫力満点です。地球上の生命がどのように進化していったかを詳しく説明しているパネルなどもあり、生命の歴史について知ることができます。
ホープダイヤモンド
2階には宝石コレクションのコーナーがあり、展示物の中には所有すると呪い殺されてしまうと噂されるホープダイヤモンドがあります。イギリスのホープ家が1830年から所有していたということでホープダイヤモンドと呼ばれています。ホープ家も不幸なことに没落してしまい、その後の所有者にも次々と不幸が訪れたとも言われています。亡くなったり、離婚や破産、など語り継がれていますが、真実は誰にもわからないようです。
入場料が無料
スミソニアンは、博物館も美術館もすべて入場無料なんです。館内にあるシアターなど一部を除けばすべて無料で入り放題。思う存分楽しめます。
アメリカ旅行でワシントン D.C.に行くなら、スミソニアン自然史博物館は必ず訪れたいスポットです。