好きなところに好きなだけ行ける、個人旅行の醍醐味ですよね。航空券やホテルの手配、現地での移動手段や買い物など、思いおもいの計画を立てて旅を満喫したときの達成感は何物にも代えがたい財産として一生の思い出に残ることでしょう。
その反面、旅先で何か起こった時は全て自分で対処しなければなりません。そこで今回はワシントンD.C.を個人で旅行するときに気をつけておきたいポイントと、どんな人に個人旅行が向いているのかをまとめてみました。
目次
ワシントンD.C.に個人で旅行するときに押さえておきたい4つのポイント
1番大切なものは自分自身、危険な場所には近づかない
基本中の基本ですね。ワシントンD.C.で危険と言われている場所は南北に走る1番通りから東の地区、建物でいうとユニオン駅から東側です。市内の東地区は主に低所得者の住宅が建ち並んでいて、観光スポットと言われる場所は一切ありません。
初めて訪れる人はもちろん、旅慣れた人にも決して立ち入ることをオススメしません。万が一公共交通機関などで立ち入ってしまった場合はすぐに降りて引き返しましょう。
道ゆく人の声掛けに安易に応じない
観光スポットが多く点在する市内の西地区は警備もそれなりに行き届いているので、物乞いや不審な行動を取る人はほとんどいませんが、外を歩いていて急に声をかけられたりした場合は安易に応じず、近くの安全な建物に入ってください。単なる挨拶程度なら問題はありませんが、握手を含め、体の一部に触れてきたり、追いかけられた場合は危険信号です。
地下鉄の駅やバス停、シェア自転車のステーションなど、交通機関マップを把握しておく
ワシントンD.C.はアメリカの他の街と比べて観光スポットが1か所に密集していて、歩いても観光はできますが、観光の中心であるナショナルモールの東西の距離はおよそ3キロ、コンスティテューション通りとインディペンデンス通りの間の距離はおよそ500メートルもあります。ちなみにホワイトハウスとジェファーソン記念堂はナショナルモールの外側にありますので、ナショナルモールからはさらに距離が加わります。
ナショナルモールの特徴として、ワシントン記念塔を中心に合衆国の偉人や歴史的出来事に関する記念碑が建ち並んでいますが、それらの間はほとんどが広大な芝生でかなり遠くまで見渡すことができる点です。
また、一つ一つの記念碑は日本のものと比べてかなり大きいので、記念碑と記念碑の間が近くに見えてしまうという現象が起こりがちなのです。そうなると目的地が見えているのに、ひたすら広大な芝生の中を歩くことになってしまいます。
そこで地下鉄やバス停、シェア自転車のステーションなど、公共交通機関のマップをあらかじめ把握しておいて、効率よく移動することがワシントンD.C.をより愉しむことにつながるのです。
交通機関をうまく利用できれば、この街の魅力を存分に愉しめますよ。
博物館のミュージアムショップ?ワシントンD.C.のおみやげ事情
言わずと知れた合衆国の首都ワシントンD.C.、ホワイトハウスやリンカーン記念堂など、多くの観光スポットがありますが、隣接するお土産やさんはほとんどが日本の美術館や博物館などで見られるようなミュージアムショップのような感じで、売っているものは大抵どこも似たり寄ったりです。
そんな中でおすすめなのが、ホワイトハウス・ビジターセンターに入っているホワイトハウス歴史協会が運営している公式ショップと、財務省東側の15番通りとニューヨーク通りが交わるところにあるホワイトハウス・ギフツです。
ビジターセンターでは毎年発表されるクリスマスツリーのオーナメントが人気でホワイトハウスのブルールームに飾られるものと同じものが売られています。
ホワイトハウス・ギフツは月曜日から土曜日までは朝の9時から夜の8時まで、日曜日は朝の9時から夕方の6時までと、比較的営業時間が長いので昼間に観光した後でも買い物を楽しむことができます。
どんな人にオススメ?個人旅行に向いている人
個人旅行とは航空券やホテル、現地での移動手段など、全て自分で手配する旅行スタイルのことです。好きなところに好きなだけ滞在できたる一方、全て自己責任で旅をすることになります。
具体的には次のような人は個人旅行に向いてると言えるでしょう。
ツアーでは行かない場所で、どうしても行きたい場所がいくつかある人
ワシントンD.C.に行くからにはホワイトハウスや合衆国議会議事堂の中を観てみたい、リンカーン記念堂もいいけどジェファーソン記念堂もじっくり観てみたい、などといった人はパッケージツアーよりも個人旅行が向いているでしょう。
パッケージツアーで組まれているワシントンD.C.の観光内容は有名スポットの外観だけを見る市内観光と博物館に立ち寄りだけという至ってシンプルなコースなので、初めての方には良いですがこの街をもっと深く知りたい人にとっては正直物足りないです。
そう言った場合は迷わず個人で旅行の手配をしましょう。
旅の計画を立てるのが好きな人
決まりきった行程ではなく、自分の力で観光スポットを巡りたい、公共の交通機関を使いたいという人も個人旅行が向いています。どうしても行きたい場所があったり、自分で旅行の計画を立てたいと思っている人は、旅行に関する行動力があるので必然的に能動的です。
能動的であれば、思考がポジティブになり、些細なトラブルがあっても大抵のことは楽しい思い出として記憶に残ります。
「人の話」に耳を傾ける人
意外に思われるかもしれませんが、人の話に耳を傾けることと個人旅行を愉しむことは密接に関わっているのです。
ここで言う「人の話」とは実際に会う人だけではなく、旅行経験者やガイドブック、インターネットなども含まれます。それらの記事も人が書いているものなので、立派な「人の話」なのです。
例えば、ワシントンD.C.のことを何も知らない人が何の情報も持たずにこの街を訪れたらどうなるでしょうか?
答えはかんたんです。間違いなく移動に戸惑い、広大な敷地をひたすら歩いて無駄に体力を消耗するだけではなく、下手をしたら危険な場所に立ち入ってしまったり、金品などを奪われてしまうことだってあり得るでしょう。
この例は極端ですが、実際に海外旅行に行ったことがある人で、「思ったより移動時間が長くて観光する時間がほとんどなかった。」、「海外ってやっぱり危険だよね。」などと言う人が後を絶えないのは、総じて「人の話」に耳を傾けないことによる情報集取が不足していることが原因です。
そうならないためにも、「人の話」に耳を傾け、事前の情報武装をしっかりしておきましょう。情報という最大の武器を持つことで、旅の質が格段に上がり、充実したものになるでしょう。
個人旅行には情報武装を、ワシントンD.C.を100倍愉しむためのポイント
いかがでしたか?個人旅行は行きたいところに好きなだけ滞在できたり、現地の人と触れ合う機会が増えたりと、パッケージツアーにはない魅力がたくさんありますが、その反面全て自分の責任で旅をしなければなりません。
事前の下調べをして情報武装することで上質な旅を愉しみ、些細なトラブルも楽しい思い出にできるような人は、ぜひ個人旅行にチャレンジしてはいかがでしょうか?
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