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映画『ナショナル・トレジャー』に登場した国立公文書館でアメリカの歴史に触れる

2004年に制作されたアドベンチャー・アクション映画、『ナショナル・トレジャー』をご存知でしょうか?1997年から映画化の話が挙がっていた作品で、主演をニコラス・ケイジが、監督をジョン・タートルトーブがそれぞれ務めています。豪華俳優陣が出演しているこの作品は大ヒットを記録し、2007年には続編となる『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』が公開されました。

劇中に登場する国立公文書館は観光スポット

国立公文書館

ストーリーの途中で、主人公のベンが、独立宣言書が盗まれる危険性を訴えるシーンがあります。この際に訪れたのが、独立宣言書が保管されている国立公文書館です。合衆国政府の書類や、歴史的価値が高い資料などが保管されているこの建物は、ナショナルモールの一画に建っています。保管所は全国に33ヶ所ほどありますが、本館と運営に携わっている本部はワシントンD.C.に置かれており、人気観光スポットの1つとして有名です。

資料が増え続けたことで本館だけでは収まりきらなり、1994年にはメリーランド大学に隣接する形で新館が建てられました。それ以来、アーカイブス・ツーと呼ばれる新館の方では、近代以降の資料や、映像・写真などの特別媒体資料などが、アーカイブス・ワンと呼ばれる本館の方では、近代以前の資料や、議会関係の資料、家計調査関係の資料などが保管されるようになりました。本館と新館を繋ぐ無料バスがあり、こちらは一般訪問者の利用も可能となっています。

本館の中は展示室と閲覧室にわかれている

合衆国憲法

観光スポットになっている展示室

アメリカ合衆国憲法や、アメリカ独立宣言、権利章典という、3つの建国正式文書を原本で見ることができるのが展示室です。この3つが特に人気の高い展示品ですが、他にも奴隷解放宣言書、ルイジアナ買収資料といったものも展示されています。写真や古器物といったものでも、歴史的価値の高いものもであれば展示されているので、自由に見て回って構いません。ただし、写真撮影は禁止されています。

資料の閲覧時に入室する閲覧室

大学関係者や研究者、メディア関係者はもちろん、一般市民も閲覧室での資料の閲覧が可能です。展示室への入り口とは別の入り口を利用して入室します。セキュリティチェックが厳しく、チェックイン・チェックアウトを閲覧室ごとに行い、資料の持ち出しがないかなどの確認も毎回受ける必要があります。

アメリカについて知り、旅の知見を深めよう

訪れる場所の歴史などを知ることで、普段とは違った視点から観光を楽しめるようになります。国立公文書館でアメリカについての知識を深めれば、一段と旅が楽しくなるでしょう。

国立公文書館についてはこちらをご覧ください。

世界の一流が集まる街、ワシントンD.C.へ。

CrossGateway

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2017年、一般観光客としてホワイトハウスの内部を見学したのをきっかけに、ワシントンD.C.に旅行する日本人向けに当サイトを開設。ワシントンD.C.の魅力と旅を心から愉しむための裏技など、ここでしか手に入らない情報をお届けします。

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