ワシントンD.C.中心部には、人種差別撤廃における重要な碑があります。堂々と佇むこの碑の名は、マーティン・ルーサー・キング牧師記念碑です。
ナショナルモールの巨大な記念碑
マーティン・ルーサー・キング牧師記念碑は、ワシントンD.C.の中心部、ナショナルモールにある約9mの巨大な石造りの碑です。2011年、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として活躍したマーティン・ルーサー・キング牧師の偉業を称えて建設されました。
差別のない社会を訴えたマーティン・ルーサー・キング牧師
マーティン・ルーサー・キング牧師は、人種差別のない平等な社会を訴えた人物です。20万人以上の人々が、ナショナルモールのワシントン記念塔からリンカーン記念館まで行進した大規模なデモであるワシントン大行進の際に、「私には夢がある」の演説を行ったことで有名です。
見学の際に知っておきたいポイント
記念碑からは、牧師の偉大さが見て取れます。見学の際に知っておきたいポイントを紹介します。
演説内容に沿った記念碑
牧師の演説の言葉に、絶望の山から希望の石を切り出すといった表現の箇所があります。その言葉通り、巨大な山から威厳ある牧師が切り出されたような形の碑になっているのがポイントです。
牧師の言葉が刻まれた壁
記念碑を囲むように立つ壁には、牧師の有名な14の言葉が刻まれています。彼の平和に対する考えを読み取ることができます。
人種差別について考えさせられる場所
マーティン・ルーサー・キング牧師の公民権運動は、大変評価されました。堂々とした姿の牧師に出会えるこの場所を訪問すれば、人権について考えを深めることができるでしょう。