ワシントンD.C.にはホワイトハウスやリンカーン記念堂などたくさんの見どころがあり、世界中から多くの観光客がこの街を訪れます。
人気の観光地だけあって、有名な観光スポットは常に多くの人で賑わっていますが、一方で人が多すぎてゆっくり観光できなかったり、写真を撮る時に至っては折角の観光スポットも大勢の人だかりで建物やモニュメントが綺麗に写らなかった、なんてこともしばしばです。
そこでおすすめしたいのが早朝観光で、人の動きが比較的まばらな朝早い時間帯に有名スポットを巡ることで、ストレスフリーな旅を愉しむことができます。
ワシントンD.C.のモニュメント群は早朝観光にうってつけ
観光の中心であるナショナルモールにはリンカーン記念銅やワシントン記念塔などのモニュメントがたくさん建ち並んでいます。
一部のモニュメントは内部見学ができ、お昼近くにならないと入れないところもありますが、ほとんどのモニュメントは記念碑やそもそも内部がないものなので、散歩がてらに歩いて周れば一通り制覇できてしまいます。
ちなみにワシントンD.C.の定番モニュメントであるリンカーン記念堂は売店以外24時間開放されているので、早朝に訪れればゆったりと記念堂を観て周ることができます。
リンカーン記念堂はワシントンD.C.の定番スポットなので、個人旅行者だけでなくツアー客も頻繁に訪れ、午後になると記念堂の周りには大型バスが何台も横付けされ、リンカーン大統領の像がある内部は多くの人で埋め尽くされます。さらに、記念堂前の階段には多くの人が腰掛け、あたかもスタジアムの観客席の様になってしまいます。
同じリンカーン記念堂でも、朝早い時間帯に訪れれば雰囲気は一転、人はまばらでゆったりと思うままに過ごすことができます。
ピンク色や黄金色に染まる合衆国議会議事堂のイーストフロントは圧巻
ワシントンD.C.に行ったらモニュメント群と合わせて必ず観ておきたいのが、ホワイトハウスや合衆国議会議事堂などの政府機関の建物です。
その中でも人気は目を引くのがナショナルモールの東側にそびえる合衆国議会議事堂です。この建物は南北に長い建物なので、朝と午後で全く違う表情を見せてくれます。
特に東側のファサードには細かい装飾が施されていて、中央にそびえる鋳鉄製のドームと見事な調和を保っています。
この東側の景色が最も映えるのが早朝で、特に晴れた朝には太陽の光が議事堂のイーストフロントを照らし、見事なまでにピンク色に染め上げます。
そして時間の経過や天候の変化とともにその表情を変えていきますので、観ているだけで飽きることはないでしょう。
また、イーストフロントの地下にはビジターセンターがあり、日曜日以外の朝8時半から夕方4時半まで開館していますので、開館前のひと時を過ごすにはちょうどいい場所です。
貴重な朝の時間帯を大切に、早朝観光のすすめ
ワシントンD.C.は世界中から多くの観光客が集まり、昼間や午後の時間帯になると観光スポットはどこも人でいっぱいになってしまいます。
博物館や美術館など、建物の内部を観光する場合はどうしても開館時間内で観てまわらなければなりませんが、モニュメント群や政府機関の建物など、外からでも愉しめる観光スポットはぜひ早朝に訪れてみてください。
朝早い時間帯であれば人もまばらでゆったりと気ままに観光することができます。