ホワイトハウスは、アメリカ合衆国で最も著名なランドマークの1つであり、毎年何百万人もの観光客が訪れます。ワシントンD.C.の中心部に位置するホワイトハウスは、歴史や文化に溢れており、市内観光の起点として理想的です。ここでは、ホワイトハウス周辺で必見のトップ観光スポットを紹介します。
今回紹介する観光スポットはどこもホワイトハウスから徒歩圏内にあるので、気軽に訪れることのできる場所ばかりです。
世界中から観光客が訪れる人気の観光スポット
200年以上もの歴史を持つ、ワシントンD.C.にあるアメリカ合衆国大統領の公邸であり、総面積は7万2000平方メートル、部屋数は134室もあります。アメリカの象徴とも言える存在で、一部は一般公開されているので観光することができます。
ただし、内部の見学は非常にハードルが高いので、今回はホワイトハウスの外観を見学しつつ、気軽に訪れることのできる付近の観光スポットを6カ所紹介します。
ホワイトハウス・ビジターセンター
ホワイトハウス・ビジターセンターは、ワシントンD.C.にある大統領公邸、ホワイトハウスの歴史や文化に関する展示物が収められている、観光客向けの施設です。
また、ここでは展示物の他にシアターもあり、ホワイトハウスに関するスライドが定期的に放映されています。ホワイトハウス歴史協会が運営するミュージアムショップも併設されており、大統領の印章入りのオリジナルグッズの購入もできます。中でも特にクリスマス関連のグッズは、コレクターがいる程の人気商品で、ガイドブック等でも紹介されているほどです。
ホワイトハウス・ビジターセンターは、ホワイトハウスの歴史や文化に興味がある観光客には必見の施設となっています。
アイゼンハワー行政府ビル
アイゼンハワー行政府ビルは、ホワイトハウス複合施設群の西側に位置する建物で、ワシントン市内で最も美しい建造物と言われています。
1888年に国務省・陸軍省・海軍省の合同庁舎として建設され、現在は、副大統領執務室、行政管理予算局、国家安全保障会議事務局として使用されています。
財務省ビル
財務省ビルは、アイゼンハワー行政府ビルと対を成すように建っており、アメリカ合衆国の政治・経済・財政政策に関わる重要な役割を担っています。ビル内には、財務省の機関や役員、関連する部署が配置されており、ここでは合衆国の財政政策を作り出したり、実施することができます。観光客は、財務省ビルには入ることができませんが、ビル外から外観を見ることができます。
ただし、ホワイトハウスの中に入ることができれば、入館手続きの際に財務所いうビルの南側と西側を間近で見ることができます。
セント・ジョンズ教会
セント・ジョンズ教会は、ホワイトハウスの北東にある歴史ある聖公会の教会です。この教会は1795年に建てられ、アメリカ合衆国の歴史や文化に深く関わっています。セント・ジョンズ教会は、多くの大統領や政治家が礼拝に参列したり、公式のイベントが開かれたりしたことで有名です。また、教会内には多くの芸術作品や歴史的な記念物が保存されており、観光客はこれらを見学することができます。
セント・ジョンズ教会は、毎週日曜日だけでなく、平日も礼拝が行われているため、ホワイトハウス周辺の観光ついでに礼拝に参加したいと思っている観光客には必見のスポットとなっています。
レンウィック・ギャラリー
レンウィック・ギャラリーは、ホワイトハウスの北、ラファイエット広場の西側にある美術館で、ホワイトハウスから最も近いスミソニアンの施設です。レンウィック・ギャラリーには、アメリカの名画や彫刻、写真などの作品が多数展示されており、観光客はこれらを見学することができます。
また、この美術館は他のスミソニアンの施設と異なり、規模が非常に小さいので、気軽に立ち寄れる穴場的なスポットとなっています。
ディケーターズ・ハウス
ディケーターズ・ハウスはホワイトハウスの北、ラファイエット広場に面するH通り沿いに位置する歴史的な博物館です。
1818年に建てられたこの建物は、市内で最も古い生存する住宅建物の一つであり、ワシントン市内にあるフェデレーション様式建築の例として知られています。この建物は、海軍の英雄ステファン・デカターや数人の大使などの著名なアメリカ人たちが住んでいた歴史的な場所です。
今日、ディケーターズ・ハウスは博物館として一般公開されており、市の文化的遺産として重視されています。また、建物のうち、厩として使われていた部分は現在ホワイトハウス歴史協会が運営するショップが入っており、ホワイトハウスの公式グッズを手に入れることができます。
ゼロ・マイルストーン
ホワイトハウスの南にあるゼロ・マイルストーンは、アメリカ合衆国の道路網における起点を示す目印の一つで、道路網の距離計測の基点となります。このゼロ・マイルストーンは、ワシントン市内における主要な道路であるペンシルヴェニア通りを西に進んだ先にあるエリプスの敷地内に設置されています。
このゼロ・マイルストーンは、ホワイトハウス南庭に面して設置され、高さは約6フィート(約1.8メートル)で、中央には直径約18インチ(約45センチメートル)の青銅製の円盤が埋め込まれています。
DAR
DAR(Daughters of the American Revolution)は、独立革命時代の女性をテーマにした研究施設、図書館、博物館を持つ研究機関です。DARのスタッフは警備員を除き全て女性で、建国時代にアメリカに入植した人々の末裔で構成されています。彼女たちは、自分たちの祖先や出身地域にいる建国時代の末裔たちの研究や調査、当時使われていた調度品などを収集し、博物館で管理、展示しています。また、DARは、独立戦争時代の優れた女性の功績を讃えるメダル授与や、教育奨学金プログラムなどを実施しています。
ワシントンD.C.の定番スポットと一緒に巡る、気軽に行ける観光スポット
ホワイトハウスはワシントンD.C.を訪れたら必ず立ち寄る場所ですが、記念撮影をした後はここで紹介した観光スポットにもぜひ立ち寄ってください。
ホワイトハウスについて深掘りできるだけでなく、周辺には日本人観光客があまり立ち寄らない穴場スポットがたくさんあり、より充実した旅行体験を得られること間違いありません。
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