ホワイトハウスの東側、15番通りとペンシルヴェニア通りが交差するブロックに商務省のビルがあり、その1階にホワイトハウス・ビジターセンターという施設があります。
そこにはホワイトハウスで実際に使われていた調度品の数々が展示されていて、ホワイトハウスが歩んできた歴史を身近に観ることができます。
ホワイトハウスの内部見学は非常に難しいですが、こちらの見学は誰でも次戦の予約なしで可能ですので、ワシントンD.C.を訪れたら是非とも行っておきたい場所です。
ワシントンD.C.の中心にあるホワイトハウス・ビジターセンター
ホワイトハウス・ビジターセンターはワシントンD.C.の目抜き通りであるペンシルヴェニア通り沿いの、商務省ビルの1階にあります。
通り沿いに青い日さしが出ていて、白い文字で “WHITE HOUSE Visitor Center” と書かれているのですぐ目につきます。
館内の様子と是非じっくり観ておきたい展示物
館内に入るにはペンシルヴェニア通り沿いの入口から入り、セキュリティチェックを受ける必要があります。
セキュリティチェックといっても空港で通るような厳重なものではなく、あくまでも危ないものを持っていないか確かめるためのものですので、気軽に通りましょう。
中に入ると中央にホワイトハウスを忠実に再現した模型があり、その周りを取り囲むように様々な展示物が置かれています。
ホワイトハウスの模型に関しては中央のレジデンスだけでなく、東西のウィングも忠実に再現されていますので、遠目でしか観ることのできない本物と照らし合わせてみることで、より一層ホワイトハウスの建築様式についての知識を深めることができるでしょう。
模型がある場所から東側に進むとホワイトハウスの屋根に掲げられている星条旗の竿頭であるアメリカンイーグルが鎮座しています。
その奥にはシアターがあり、10分間隔でホワイトハウスの歴史に関するビデオが上映されています。
中央の模型を挟んで北側には『大統領官邸としてのホワイトハウス』、南側には『大統領公邸としてのホワイトハウス』というテーマで展示物が並んでいます。
北側のコーナーには昭和天皇が第38代大統領ジェラルド・R・フォードと会談した時に使った椅子など、南側のコーナーにはホワイトハウスで実際に使われていた食器や歴代大統領お好みの料理のサンプルなどが展示されています。
ホワイトハウスの公式グッズを手に入れよう
ビジターセンターの西側には博物館でいうところのミュージアムショップが併設されていますが、実はこのショップ、ホワイトハウス歴史協会という団体が運営しているホワイトハウス公認のお店なのです。
本店はホワイトハウスの北側に広がるラファイエット広場の西側にあるディケーターハウスの中にあり、そのほかホワイトハウス館内にも売店を構えています。
ここでは本店と同じアイテムを気軽に買うことができますが、中でもおすすめは毎年発表されるクリスマスツリーのオーナメントで、ホワイトハウスにまつわる個性的なデザインが人気です。
ちなみに2019年のオーナメントは大統領が近距離を移動する時に使われる海兵隊のヘリコプター、マリーン・ワンです。
このほかにも歴代大統領の名前が書かれたマグカップや名刺入れなども大変人気があります。
ビジターセンターでホワイトハウスを間近に体感
ホワイトハウス館内を見学するのは大変難しいですが、こちらのビジターセンターではホワイトハウスにまつわる様々な展示物を間近で観ることができます。
「ワシントンD.C.に行ったらまずはホワイトハウス。」というのが定番ルートですが、そこからちょっとだけ東に進んだところにホワイトハウスをもっと間近で体感することができる施設があるので、ホワイトハウスと併せて是非見学に訪れてみてください。