デルタ航空はアメリカを代表する航空会社の一つで、機内に入った瞬間からアメリカンテイストな空間に浸ることができます。
しかし、デルタ航空は日本からワシントンD.C.までの直行便を就航していないため、一旦アメリカの都市に降り立ってから国内線でワシントンD.C.にアクセスしなければなりません。
そこで日本からの直行便が就航しているダレス空港ではなく、ワシントン市内からポトマック川を渡ってすぐのレーガン・ナショナル空港に到着する航空券を予約して、ワシントンD.C.にアクセスする方法を紹介します。
日本からデルタ航空でワシントンD.C.に行く際に利用する最適な乗り継ぎ地はデトロイトかミネアポリス
日本からワシントンD.C.にアクセスする方法は色々ありますが、デルタ航空を使ってワシントンD.C.まで行く場合は日本からワシントンD.C.までを最短距離で結び、その線上にある空港を選ぶのが最適です。
そこで候補に上がるのがデトロイトとミネアポリスです。デトロイトへは羽田と名古屋から、ミネアポリスへは羽田からそれぞれ直行便がありますが、今回はデトロイトから国内線でレーガン空港に行く方法を紹介します。
国内線のチケット予約は日本からの綴りで
ワシントンD.C.に限らず、同じ航空会社で乗り継ぎをする場合は日本からの綴りで予約することをオススメします。
そうすることでチェックイン時にと日本で搭乗券が発券され、乗り継ぎ地のカウンターで再チェックインしなくて済む上、最適な乗り継ぎ便を予約できるというメリットがあるからです。ただし、予約する際には乗り継ぎ時間は最低でも3時間は見ておいた方が良いので、決済する前に自分の目で再度確かめましょう。
また、レーガン空港から日本に向かう際、綴りで買っておくと乗り継ぎ地で荷物を受け取らないでそのまま日本行きの便に乗り継げますので、チケットは綴りで買っておきましょう。
デトロイトからワシントンD.C.行きの便はエアバスA320ファミリーで
羽田と名古屋からの便が到着するデトロイトからレーガン空港に向かう国内線はほとんどの場合エアバスA320ファミリーで運行しています。
エアバスA320ファミリーにはA319、A320、A321がありますが、デトロイトからレーガン空港行きの便には季節や時間帯によって全ての機材が投入されています。これらの機材はハブ空港から地方にアクセスする際に使用されるもので、アメリカの首都から川を渡ってすぐの立地から大型の機材が乗り入れられないレーガン空港には最適な機材と言えます。
デトロイトからレーガン空港までの飛行時間は約1時間半で、飛行機に乗ってしまえばすぐに到着してしまいます。そのため、機内サービスは1回のみでスナックと飲み物のみが提供されます。
デトロイト、レーガン空港間で愉しめる景色
デトロイトからレーガン空港までは約1時間半しかありませんが、その航路上には個性豊かな景色が広がっています。
ワシントンD.C.行きの国内線は大抵マクナマラ・ターミナルの東側にある滑走路、21R/3Lから離陸します。離陸直後、五大湖の一つであるエリー湖を眼下に眺めますが、左側に座った場合、対岸はカナダです。飛行機の中から異なる国の景色を一度に眺められるのは日本では考えられない貴重な体験ですよ。
エリー湖を過ぎてしばらくすると、細い深緑の筋が幾重にも重なった景色を見ることができます。これは東海岸に沿って連なるアパラチア山脈で、遠目に見ると青みがかって見えることからブルーリッジの愛称で親しまれています。
ブルーリッジといえばジョン・デンバーの『故郷へ帰りたい(Take Me Home, Country Roads)』を思い浮かべるのではないでしょう?
この歌に出てくるブルーリッジとはまさにここで、中でもシェナンドー国立公園で見る景色は圧巻の一言です。
ワシントンD.C.からシェナンドー国立公園まではオプショナルツアーで行けますので、地上と上空の2つの視点から愉しむとさらに貴重な思い出になるでしょう。
アパラチア山脈を越えるとすぐに飛行機は降下体制に入り、レーガン空港へのアプローチを開始します。
日本在住者限定、デルタAMEXゴールドで快適な旅を
デルタ航空はアメリカンエキスプレスと提携し、クレジットカードを発行しています。中でも日本で発行されているデルタAMEXのゴールドカードは初年度は無条件でデルタ航空の上級会員資格、ゴールドメダリオンが付帯していて、優先チェックイン、デルタ航空のラウンジ、優先搭乗、優先荷物扱いなど、様々なVIP待遇を受けることができます。
2年目以降はクレジットカードの決済額が150万円以上でゴールドメダリオンを更新することができ、100万円以上の場合はシルバーメダリオン、100万円未満の場合はステータス無しになります。
デトロイト空港にはスカイクラブは全部で4カ所あり、トラム中央駅付近と南北それぞれの駅のホームに直結した場所と、光のトンネルを抜けてすぐのコンコースCにあります。
このうち、駅直結のスカイクラブは中央と比べると若干小さいものの、乗り継ぎゲートが駅に近い場合は便利ですので、ぜひ立ち寄ってみてください。
一方、レーガン空港のラウンジはデルタ航空が乗り入れているターミナルBの保安検査を過ぎてすぐ左側にあるエレベーターを上ったところにあります。
デルタ・スカイマイル・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 税込13’200円 家族カード1枚無料 |
スカイマイル | 100円で1マイル |
メダリオン会員プログラム | シルバーメダリオン 2年目以降は100万円以上のカード利用でシルバーメダリオン継続 |
空港ラウンジ | 国内空港28カ所、海外1カ所 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
デルタ・スカイマイル・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
年会費 | 税込28’600円 家族カード1枚無料 |
スカイマイル | 100円で1マイル |
メダリオン会員プログラム | ゴールドメダリオン 2年目以降は150万円以上のカード利用でゴールドメダリオン継続 100万円以上のカード利用でシルバーメダリオン |
空港ラウンジ | 国内空港28カ所、海外1カ所 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
個性豊かな景色を愉しめるアメリカの国内線
デトロイトからワシントンD.C.までの距離は日本からの国際線と比べると格段に短いので、フライトの途中で席を立つ必要はさほどないでしょう。
そこで、普段通路側に座っている方にもこの路線に関しては窓際をオススメしたいと思います。飛行機に乗っている時間も国際線と比べて少ないし、窓際に座ることで個性豊かなアメリカの景色を眺めることができ、旅の思い出を一層豊かにしてくれること間違いありません。
直行便の利便性は良いですが、たまには途中で乗り継いで違った視点からワシントンD.C.へのフライトを楽しんでみてはいかがでしょうか?