ワシントンD.C.にある国立樹木園とアナコスティア川を挟んで対岸にあるケニルワース公園&水生植物園を比較し、どちらがおすすめかを紹介します。
国立樹木園とケニルワースの展示内容について
まず、展示内容について比較してみましょう。
国立樹木園は、アメリカ合衆国内外から収集された樹木や庭木を中心に、約8,000種類の樹木が展示されています。また、アジアやアフリカなど、世界各地の風景も再現されており、訪れる人々に多様な自然体験を提供しています。
一方、ケニルワース公園&水生植物園は、水生植物を中心に、約14,000種類の植物が展示されています。水上庭園や噴水、池など、自然と芸術が融合した美しい景観が特徴的です。また、水生生物や野鳥なども観察でき、自然を身近に感じることができます。
どちらも自然や植物をテーマにしていますが、展示内容は異なります。もし樹木や庭園が好きな方は国立樹木園、水生植物や水景が好きな方はケニルワース公園&水生植物園がおすすめです。
アクセス方法
次に、アクセスについて比較してみましょう。
国立樹木園は、アナコスティア川の西岸に位置し、最寄駅はメトロ、ブルー、またはオレンジラインのスタジアム・アーモリー駅ですが、駅からかなり離れているため、バスやタクシーなどで乗り継ぐ必要があります。
一方、ケニルワース公園&水生植物園は、アナコスティア川の東岸に位置し、最寄の駅である、オレンジラインのディーンウッド駅からは比較的近いので、駅から徒歩でもアクセスできます。
隣り合う自然公園同士のアクセスは可能か?
国立樹木園とケニルワース公園&水生植物園の間にはアナコスティア川が流れており、公園内には両方を行き来する橋がないため、相互に行き来することはできません。そのため、事前にそれぞれの公園の特徴を把握し、どっちに行くかを決めておかなければなりません。
周辺の治安状況について
国立樹木園とケニルワース公園がある地域は、ワシントンD.C.の中でも治安があまり良くない北東区に位置しています。
そのため、よほどの理由がない限り観光客が安易に立ち寄ることはおすすめできません。ワシントンD.C.はもともと緑が豊かな湿地帯に造られ、現在でも公園都市と呼ばれるほど街の至る所に緑がありますし、オプショナルツアーに参加すればシェナンドー国立公園など、ここで紹介している公園よりもはるかに広大な絶景に出会えます。
2つの公園を比較して、おすすめは?
展示内容やアクセスについて比較してきましたが、どちらがおすすめなのでしょうか?
まず、自然や植物が好きな方にはどちらもおすすめです。ただし、展示内容が異なるため、自分が好きなテーマに合わせて選ぶと良いでしょう。
また、アクセスについては、ケニルワースの方が駅から近いのでアクセスしやすいと言えます。ただし、ワシントンD.C.の東地区は治安があまり良くないので、安易に公共交通機関を利用するのがおすすめしません。どうしても行くのであれば、観光タクシーでのアクセスがおすすめです。
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