海外旅行をする時、旅行会社が販売するパッケージツアーに参加しますか?それとも旅先で自由に過ごせる個人旅行にしますか?
これに対し、ほとんどの方はパッケージツアーに参加するのではないでしょうか?
パッケージツアーは旅行代理店が予め航空券や宿泊するホテル、現地の観光やレストランなど日程に組み込んで販売しているので、特に海外旅行初心者には人気があります。
それに加えて、フリープランは一見すると個人旅行に見えますが、旅行代理店が航空券とホテル、現地の送迎などをセットにして販売しているので、これも立派なパッケージツアー になるため、ある程度旅慣れた方も実はパッケージツアーを利用していると言えるでしょう。
一方で個人旅行とは、旅行代理店を一切介さないで航空券やホテルなど、旅行に必要な手配を全て自分で行うものを指します。
ここでは旅行代理店を介さずにワシントンD.C.行きの個人旅行の計画を立てる方法を中心に紹介していきます。
目次
そもそも旅行とは?
個人旅行、パッケージツアーのお話をする前に大前提として旅行についてお話しします。
「旅行」とは広辞苑によると「定まった地を離れて、ひととき他の土地(場所)へゆくこと。」とあります。
これを掘り下げていくと「住んでいる地域を離れて、一定の期間他の場所に行くこと。」であり、さらに言えば「目的地での目的が終わったらまた住んでいる地域に戻ってくること。」ということになります。
つまり、「旅行」とは「住んでいる地域(A地点)から一定の期間他の場所(B地点)に行って、そこでの目的が終わったら、また住んでいる地域(A地点)に帰ってくること。」、「A地点からB地点に行き、そして必ずA地点に戻ってくること。」です。
この「A → B → A」の流れが個人旅行の計画を立てる時に大切になるので、覚えておきましょう。
個人旅行の計画はマトリョーシカ方式で

まず初めに言っておきますと、旅行の計画は基本的にA地点からB地点への移動と、B地点での過ごし方を考えれば、それだけで完結します。
そのため、A地点からB地点までの移動手段を手配し、その中にB地点で過ごすための宿泊施設を入れ子状態に予約すれば個人手配の基本は完成します。
あとはB地点の中に必要に応じて現地の交通手段や、オプショナルツアーなどをさらに入れ子状態に予約すれば、まず個人旅行の計画として失敗することはないでしょう。
このように、個人旅行の手配は外側から内側に向かって入れ子状態に手配していくので、当サイトでは入れ子状態に人形が納められているロシアの民芸品に擬えて、「マトリョーシカ方式」と呼ぶことにします。
これを踏まえた上で実際に計画してみると、次のようになります。
A地点からB地点への移動と、B地点からA地点への移動である、日本からワシントンD.C.までの航空券を手配し、その中にB地点であるワシントンD.C.の宿泊先を予約、そして現地の空港とホテル間の送迎やオプショナルツアー、各種チケットの手配などを予約、といった感じになります。
個人旅行の予約はエクスペディアで

個人旅行の手配は入れ子状態に予約するのが基本ですが、エクスペディアで航空券とホテルを同時に予約すると割引になり、場所にもよりますが、最大でホテル代が全額無料になることもあります。
そのため、個人で旅行する方はエクスペディアは必見です。
さらに、航空券とホテルをセットで予約すると現地の空港とホテル間の送迎も格安で手配できることがありますので、見逃さないようにしましょう。
エクスペディアでの予約方法は、まずホテルを選んでから次に航空券を選びます。
そのためこれまで紹介した順序とは逆になりますが、基本的に入れ子状態に手配するという考えは変わりません。
ちなみに、現地の送迎はホテルと航空券の予約を確定した後になります。
全ての予約と支払いが完了すると、出発の3日前くらいに現地法人から確認の電話が日本語で入りますので、間違いがないことを確認してください。
なお、出発当日は念のため予約完了の画面を印刷した紙を持っていくと良いでしょう。
必要に応じて現地ツアーを手配

航空券とホテル、そして現地の送迎の手配が完了すれば、基本的に個人旅行の手配は完了ですが、必要に応じて現地発着のオプショナルツアーを手配してみましょう。
ワシントンD.C.は非常にコンパクトな街で公共の交通機関も発達していますが、現地での移動や言葉に不安がある場合は、市内観光ツアーなどを手配して効率よく観光を愉しむと良いでしょう。
オプショナルツアーの予約はエクスペディアでもできますが、日本語ガイドによるツアーの数が豊富なベルトラがおすすめです。
アメリカ人の目線でツアーに参加したい方はLiigoで英語ガイドのツアーを手配してみましょう。
英語ガイドのツアーには合衆国議会議事堂や国立公文書館の内部を見学できたり、ポトマック川のクルーズやジョージタウンのカフェ巡りなど、日本語ツアーにはない魅力的なオプションがたくさんありますので、是非チャレンジしてみてください。
マトリョーシカ方式で自分だけの旅行を
個人旅行は多くの方にとって「敷居が高い」イメージかもしれませんが、必要なプランを入れ子状態に手配することでそれとなく旅行プランが完成してしまいます。
パッケージツアーのの場合団体で行動するので、行きたくない場所に連れて行かれたり、出された食事が食べられなかったりして旅行代金が無駄になってしまうことがあります。
しかし個人で旅行の手配をすれば、航空会社やホテルが選べるだけでなく、現地で自由に過ごせるので、旅行代金が無駄になることはほぼありません。
おまけ:個人旅行の手配を公式化してみた
「個人旅行の手配はマトリョーシカ方式で」と紹介しましたが、ここではもっとわかりやすく、個人旅行の定義を公式化してみました。
公式化するにあたり、手配内容を以下の値で表します。
- 個人旅行=y
- 参加人数=x
- 日本とワシントンD.C.間の航空券=a
- ワシントンD.C.のホテル=b
- 現地空港とホテル間の送迎=c
- オプショナルツアー=d
このようにすると、個人旅行の公式は次の通りになります。
y=x{a+(c+b+d+c)+a}
上の公式の大括弧の中身が旅行内容、小括弧の中身は現地で必要な手配です。
これをさらにまとめると、個人旅行の公式は以下の通ります。
y=x{2(a+c)+(b+d)}
個人旅行の際には是非参考にしてくださいね。