アメリカの国会議事堂である合衆国議会議事堂は一般観光客に解放されていて、比較的気軽に入ることができます。
建物の中には荘厳で優美な円形広間や歴史的人物の彫像が置かれたコレクションホールなど、見どころが満載です。
今回はワシントンD.C.の起点にある合衆国議会議事堂の内部見学方法について紹介します。
内部見学には事前の予約は必要なし
ワシントンD.C.を訪れたら外せないスポットとしてホワイトハウスがあります。そこも一般の見学を受け付けていますが、見学するには事前に合衆国議会議員を通して申し込まなければなりません。
しかし、合衆国議会議事堂の中に入るには基本的に事前の予約は必要ありません。
議事堂のイーストフロント地下にあるキャピトル・ビジターセンターの南北に1カ所ずつ設置された受付で整理券をもらうことで、無料で気軽に入ることができます。ただし、議事堂見学はホワイトハウスよりも気軽に入ることができ、人気のスポットなので当日空きがあるかどうかは運次第です。
事前にインターネットで予約するのがベスト
ホワイトハウスと並んで人気の観光スポットである合衆国議会議事堂ですが、事前にインターネットで予約することができます。
全て英語での手続きですが、公式サイトから希望の日にちを選んで空きがある時間を選んでメールアドレスを登録すれば予約完了となりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
予約完了後、日程を変更、キャンセルする場合は再度ログインして手続きできます。空きがある限り変更はできますが、人気の場所なので早めに手続きすることをオススメします。
予約が完了したら控えを印刷してキャピトルビジターセンターの南北にそれぞれ設置されている受付に行って控えを渡すと、入館時間と場所が案内されますので時間になったら指定された場所に行ってください。
なお、2名以上で見学する場合は、日本語を話すガイドが同行するツアーに参加することができます。
他のスポットにも行きたい方はオプショナルツアーで
ワシントンD.C.には議事堂の他にもホワイトハウスやFBIなどの施設、リンカーン記念堂やジェファーソン記念堂などの記念碑が数多く点在しています。
議事堂見学だけでなく、他の観光スポットにも行ってみたい方は現地発のオプショナルツアーが最適です。
多くのツアーは半日コースと1日コースがありますが、中には議事堂見学ツアーが含まれているものもあるのです。現地の添乗員が同行するので英語での案内になりますが、事前に日本語で調べておくことでより深く愉しめますし、何よりアメリカ人の目線でDC観光をすることができます。
内部見学はグループ単位で
見学時間に指定の場所に行くと同じ時間帯に入る人でグループが編成され、ガイドが一人つきます。グループは20人前後で編成され、10グループ前後を収容できるシアターに通されます。
そこで合衆国や議事堂の歴史を紹介したビデオが上映され、議事堂見学の高揚感をますます高めてくれます。
ビデオを見終えると議事堂の建物とビジターセンターを結ぶ通用口の手前でイヤホンガイドを渡され、見学にあたっての注意事項を口頭で伝えられます。
注意事項は一般的なもので、美術館や博物館でのマナーとさほど変わりありません。また、議事堂内での写真撮影は可能ですので、見学の際はカメラやスマートフォンをお忘れなく。
上下両院の本会議場も見学可能
壮麗な円形広間や彫像コレクションが魅力的な議事堂内部ですが、議会が行われていないときは上下両院の本会議場も見学することができます。
見学できるかどうかはその日次第ですが、議会が行われているかどうかは見学ツアーに参加する前に外から確認することができます。
その方法は議事堂の上院、下院それぞれの本会議場がある建物の屋根に掲げられている星条旗で、星条旗が掲げられている場合は議会が開かれているので見学はできませんが、運よく星条旗がなく、旗竿のみの場合は議会が開かれていないので見学が可能です。
見学可能な日に行くとビジターセンターの上院、下院側に設置されている議員面会受付でパスポートを見せれば入場パスを無料でもらうことができます。パスをもらったらエレベーターで議事堂の2階まで上がりますが、下院を見学する際にはビジターセンターで全ての持ち物を預ける必要があります。
上院に行く場合は特に荷物を預ける必要はありませんが、両院とも内部での写真撮影は禁止されていますので、カメラやスマートフォンはカバンにしまっておくか、指定の場所に預けましょう。
1日中愉しめる議事堂内部
合衆国議会議事堂はホワイトハウスと比べて誰でも簡単に内部を見学することができる貴重な場所です。
議事堂中央部に広がる壮麗な空間だけでなく、上下両院の本会議場も見学可能で、合衆国の政治が行われている場所を目の当たりにする貴重な体験ができます。
ワシントンD.C.に行ったら是非とも行っておきたい観光スポットですね。