日本国内最大手の旅行会社、JTBでは現地での行動を自由にできるフリープランというツアーがあり、大変人気となっています。
フリープランでは行きたい場所だけに好きな日程で行けるので、添乗員同行のパッケージツアーと比べて、旅の自由度がより増します。
特にワシントンD.C.に行くツアーに関しては、添乗員同行のパッケージツアーを選ぶよりも多く滞在できるので、有名スポットだけでなくツアーでは行かないようなコアな場所にも行ってみたい方にとっては大変魅力的なプランです。
また、空港とホテルの間は無料の送迎がついていますし、滞在中1回に限り現地のアドバイザーが地下鉄の乗り方やスーパーマーケットの紹介など、街歩きのコツをレクチャーしてくれる無料のオプションもあります。
フリープランで宿泊するホテルは、2019年まではホワイトハウスの北にあるキャピタル・ヒルトンか、アダムズ・モーガン地区にあるワシントン・ヒルトンのいずれかでしたが、2020年の羽田発着プランからはワシントン・ヒルトンがなくなり、ユニオン駅からレッドラインで一駅の場所にある、ギャローデット駅直結のコートヤード・ワシントンD.C.に変更となっています。
駅直結の好立地ホテル
コートヤード・ワシントンD.C.は観光スポットから離れた場所にありますが、駅直結という好立地にあるので、観光をはじめ、ショッピングや食事など、滞在中に移動で困ることはありません。
ホテルの場所はユニオン駅から地下鉄レッドラインでグレンモント方面に乗車し、一駅目のギャローデット駅を下車してすぐのところにあります。駅の出口とホテルの建物は別れていますが、同じブロック内にありますので、横断歩道などを渡ることなく駅を出てすぐにホテルに入ることができます。
近隣にはお手頃なファストフード店とバー&グリル
ホテルから道を挟んで相向いには日本でもお馴染みのファストフード店、サブウェイとファイブ・ガイズ、北側のフロリダ通りを渡った先にはバー&グリル、エリナーDCがあります。
JTBのフリープランには機内食を除いて現地での食事が一切含まれていませんので、ホテルの食事以外も愉しみたい場合は、これらのお店に歩いて気軽に行くことができ、食事の面でも困ることがないでしょう。
宿泊するホテルはマリオット・ボンヴォイに加盟
フリープランで宿泊するコートヤード・ワシントンD.C.は世界最大のホテルチェーンであるマリオット・ボンヴォイに加盟しています。
マリオット・ボンヴォイはアメックスと提携しており、日本ではSPGアメックスかプロパーのプラチナ・カードを持つことで、マリオット・ボンヴォイの上級会員であるゴールド・エリートを自動で獲得できます。
ゴールド・エリートになると滞在ごとに25%のボーナスポイントを獲得できる他、空き状況に応じてワンランク上の部屋にアップグレード、午後2時までのレイとチェックアウトなど、様々な特典を受けられますが、JTBのフリープランで予約した場合、JTB経由での予約になりますので、ボーナスポイントや無料のWi-Fi以外の特典はあまり期待しないで、純粋にJTBの特典を満喫しましょう。
コートヤード・ワシントンD.C.のデメリット
駅直結でホテル周辺にはお手頃なお店が建ち並ぶコートヤード・ワシントンD.C.は初めてワシントンD.C.を旅行する方にとって大変便利な立地にありますが、このホテルがある場所はワシントン市の北東区になります。
ワシントンD.C.の観光スポットは北西区に集中していますので、このホテルを利用する場合は地下鉄の利用が必須になります。
その点に関してJTBは無料のオプション「おはようワシントン」でカバーしていますが、このオプションが催行される場所はこのホテルではなく、キャピタル・ヒルトンになります。
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そのため、オプションに参加するには指定の時間までにキャピタル・ヒルトンまで移動しなければなりません。
また、ホテルがある北東区は市内でも比較的治安が良くない場所で、ホテルから少し離れただけで雰囲気がガラッと変わってしまいます。特にホテルの東側を走っている線路の高架をくぐって少し進んだだけで、スラム街のような雰囲気になります。
手前には日本人に大変人気のあるトレーダー・ジョーズがありますが、徒歩で行くには少し距離がある上、お店の東側の通りを挟んだ先は街並みが整備されていないので、あまりおすすめしません。
どうしてもトレーダー・ジョーズに行きたい場合は少し遠くなりますが、フォギーボトムかジョージタウンからウィスコンシン通りを北に進んだ先にあるお店に行くことをおすすめします。
暗くなってからの外出は、市内の他の地域と比べてリスクがありますが、駅直結なので泊まるだけのホテルと割り切れば大変魅力的な宿泊先であることには変わりありません。
デメリットを把握した上でフリープランを満喫
JTBのフリープランは添乗員同行のツアーと比べて現地での自由度が格段に広がり、ワシントンD.C.だけを存分に満喫したい方に人気のツアーですが、宿泊先にコートヤード・ワシントンD.C.を選ぶ際には、ホテルの立地や地下鉄の利用などを出発前に十分に把握しておくことで、より快適な旅を満喫できるでしょう。
また、有料にはなりますが、1日市内観光プランも追加できますので、初めて旅行する方は無料の「おはようワシントン」と合わせて予約すると、ワシントンD.C.の見どころを余すことなく愉しめます。
https://www.traveldc.us.com/ja-jp/optional-tour-by-jtb/