ワシントンD.C.に行ったら絶対に外せない観光スポットであるホワイトハウス。
広大な緑地帯に佇む白い建物は誰もが一度はテレビなどで目にしたことがあり、ワシントンD.C.に一度でも立ち寄る機会があれば誰もが立ち寄りたいと思う場所になっています。
現在ホワイトハウスは内部を一般公開しており、事前に合衆国議会議員を通して申し込んで審査に通れば誰でも内部を見学することができます。
また、イースターや春と秋には南側の庭も一般に開放され、先着順に配布される整理券を手に入れれば誰でも中に入ることができます。
しかし、いずれも時期が限定されていたりアメリカの住所がない多くの日本人にとっては非常にハードルが高く、せっかくホワイトハウスに行っても遠くから眺めるだけで終わってしまうのではないでしょうか?
そこで今回は当サイトがおすすめするホワイトハウスの見学方法とお土産を買うのにおすすめのお店を紹介します。
アメリカ人の知り合いがいる方は内部見学にチャレンジ
ホワイトハウスはその名の通り白い外観で有名ですが、内部は赤や青、緑などといった様々な色をテーマにした部屋を始め、絢爛豪華な部屋がたくさん並んでいます。
中でもステート・フロアと呼ばれる階にある部屋は様々な国家的行事で使用され、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そんな数々の部屋を間近で見るには、住所を管轄する合衆国議会議員を通して事前に申し込みをしなくてはなりません。
外国に居住する方はアメリカに駐在する大使館を通して申し込むのですが、日本大使館では一般観光客向けにホワイトハウスの見学申し込みを受け付けていません。
そのため、多くの日本人にとってホワイトハウスの内部見学は非常にハードルが高いですが、知り合いにアメリカ人がいる場合は合衆国議会議員を通して申し込みができる可能性がありますので、是非ともチャレンジしてみましょう。
審査に通り、ホワイトハウスの内部見学が決まったら思う存分ホワイトハウスを愉しんでいただきたいのですが、中に入った人しか立ち寄れない売店があるので紹介しておきます。
売店がある場所は見学ツアーの前半部分に立ち寄るビジター・ホワイエと呼ばれる部屋の一角にあります。
この部屋はかつて一般観光客が初めて立ち寄る部屋でしたが、現在はイーストウィングにある来賓用の入り口を利用し、回廊を通ってこちらの部屋にたどり着きます。
その後メインハウスであるエグゼクティヴ・レジデンスを見学しますが、この先に売店は一切ありませんし、基本的に逆行はできませんのでホワイトハウスの中で買い物がしたい場合は必ず立ち寄っておきましょう。
ただし、この先も見学ツアーが続きますし、むしろこれより後の方が見応えがあるのであまり大きなものはここでは買わない方が良いです。
ギフトショップを運営しているホワイトハウス歴史協会は、ホワイトハウスの外にも2店舗構えていますので、ここではあくまでも「ホワイトハウスの中で買ってきた」という思い出を作るのを目的にすると良いでしょう。
ちなみに、ホワイトハウスに入館する際、手荷物をまとめるカバンはどんなものも持ち込めませんので、売店で買い物をして袋をもらうという意味ではここでの購入がおすすめです。
ホワイトハウスの外観を100倍愉しむ方法
ホワイトハウスは現職の大統領が執務、居住する国家的に重要な場所になっているため、警備が非常に厳重です。
外から見学する場合、幾重にも重なったフェンスの外から、大勢の屈強な警備員に監視されながら建物を観ることになります。
そのため、場所によっては非常に観づらく見学するだけでかえって疲れてしまうでしょう。
そこでここではおすすめの見学場所と写真撮影の方法を紹介します。
ホワイトハウスの外観でおすすめの場所は言うまでもなく北側の玄関がある面と南側の広大な芝生と半円形のバルコニーがある面ですが、場所によって最大限に近づけるスポットやおすすめの撮影場所が異なります。
格調高い北側の外観
まず、北側のペンシルヴェニア通り沿いですが、こちらは一般観光客が一番ホワイトハウスに近づける場所のため、非常におすすめです。
しかし、建物に近づける分、警備も非常に厳しく二重のフェンスと屈強な警備員に囲まれながらの見学になります。
また、一番近くで写真と撮ろうとするとどうしてもフェンスが写ってしまいますので、撮影する時はカメラを少し上に向けて撮影すると良いでしょう。
なお、建物の真正面にあたる場所には警備員が常に立っていますので、北側から写真を撮る場合はどうしても建物が少し斜めになってしまうことをあらかじめ理解しておきましょう。
警備員や他の観光客が気になる方はラファイエット広場へ
ホワイトハウスの北側は建物に一番近づけることから、常に多くの警備員や観光客で賑わっています。
また、大統領が通過する際にはホワイトハウスに面したペンシルヴェニア通りは封鎖されるので、もっと気軽にホワイトハウスの北側を愉しみたい方は隣接するラファイエット広場から見学するのがおすすめです。
特にラファイエット広場の北側に面するH通り沿いは観光客はほとんどいない上、広場の中央に立つ馬にまたがったラファイエットの銅像とホワイトハウス、そしてワシントン記念塔を一直線に眺めることができますので、非常におすすめのスポットです。
半円形のバルコニーが美しい南側
格調高い北側の玄関とは異なり、南側は曲線が美しい優美な外観が特徴的です。
そんな外観の南側ですが、こちらは広大な芝生と四重に張り巡らされたフェンス越しに遠巻きに眺めることになります。
一番近づける場所はエリプスの北側の遊歩道で、こちら側には警備員はほとんどいません。
大統領が南側の芝生に出ている時は遊歩道が封鎖されますが、バルコニーの延長線上には見学スポットとしてスペースが広く取られている上、ゼロ・マイル・ストーンと呼ばれる全米の道路標識の起点もあるので、こちらも見逃せない場所です。
フェンスが気になる方はワシントン記念塔へ
ホワイトハウスの南側は半円形の美しい外観から多くの方に馴染みがありますが、こちら側もやはり写真を撮る際にどうしてもフェンスが映り込んでしまいます。
そのため、フェンスを気にせず写真を撮りたい方はワシントン記念塔まで足を伸ばすことをお勧めします。
こちらはホワイトハウスよりも少し地面が高い場所にありますので、かなり遠くからにはなりますが、ホワイトハウスの地階部分もはっきりと眺めることができます。
ただし、非常に遠い場所からの撮影になりますので、望遠レンズを搭載したカメラを必ず持参しましょう。
ホワイトハウス周辺にあるおすすめのギフトショップ3選
ホワイトハウスを観光した後は記念におみやげを買っておきたいもの、周辺にはホワイトハウスにちなんだおみやげが買えるお店が3軒あるのでそれぞれの特徴を紹介します。
まず、ホワイトハウスの北側のペンシルヴェニア通りを東に進んだ先、ニューヨーク通りと15番通りに面した一画にある、ホワイトハウス・ギフツです。
こちらは観光地のギフトショップとしては早朝から夜遅くまで営業しているので、観光前やディナーの後などでも気軽に立ち寄ることができます。
また、商品も比較的リーズナブルなので、バラマキ用のおみやげを買うのにもおすすめですし、一度に50ドル以上お買い物をすると隣接するスタジオで記念撮影することもできます。
次にお勧めしたいのがホワイトハウス歴史協会が運営する公式ショップで、場所はホワイトハウスの北、ラファイエット広場からH通りを西に進んだところにあるディケーターハウスの中と、ペンシルヴェニア通りと15番通りに面した商務省の中にあるホワイトハウス・ビジターセンターの一角の2箇所にあります。
ディケーターハウスは観光客があまり立ち寄らないエリアにあるため、中も比較的空いていて運が良ければ貸切状態でショッピングを楽しむことができます。
ただし、中は非常に狭く至る所に商品が並んでいて、個人商店のような雰囲気なので、ローカル感を愉しめますが、その分スタッフとの距離が非常に近いので、そういった雰囲気が苦手な方はビジターセンターの方をおすすめします。
一方、ビジターセンター内のギフトショップは博物館の一角にあるミュージアムショップのような雰囲気なので、ビジターセンターの展示品を鑑賞した後気軽に立ち寄ることができます。
どちらもホワイトハウス歴史協会が運営する公式ストアなので、お値段は高めですがどれも非常にクオリティが高いです。
写真撮影だけじゃない、ホワイトハウスを愉しむ方法
ホワイトハウスは警備の厳重さから、なかなか気軽に近くまで立ち寄れない雰囲気が漂っていますが、一般の観光客でもそれなりに近くまで行くことができ、ワシントンD.C.観光の一つの目玉として愉しめます。
シークレットサービス側もホワイトハウスが世界的に有名な観光スポットであることを十分に理解していて、観光客を過度に怖がらせるようなことはしませんので、ルールを守ってさえいれば他の観光地とは何ら変わりありません。
⇨ 街歩き