ユニオン・マーケットは、ワシントンD.C.の陸の玄関口であるユニオン駅の北東にあるおしゃれなショッピングセンターとダイニングスポットが集まる複合施設です。今回は日本人観光客があまり立ち寄らないワシントンD.C.の北東区にあるユニオン・マーケットについて紹介します。
ユニオン・マーケットの誕生
もともとは1931年にユニオン・ターミナル・マーケットとして開店し、700以上の売り手が肉、魚、乳製品、そして農産物を販売していました。しかし、1962年にワシントンD.C.で肉と卵の屋外販売が禁止されたことで、市場の人気は落ちました。そのため、1967年に新しい場所で新しい室内市場が開店し、ユニオン・マーケットと改名されました。しかし、1980年代に多くの商人が地域外の現代的な物流センターやスーパーマーケットに移り、市場は衰退しました。
マーケットの再構築と新しい食文化の模索
2012年に、ユニオン・マーケットは、新しい食文化の愉しみ方を模索し、人々を魅了する、先駆的な都市型ビレッジとして再開しました。現在では周辺地域も新しいレストランやショップが次々とオープンしており、ますます発展しています。ユニオン・マーケットは、全米の主要市場でコミュニティショッピングセンターを開発・所有・運営するEDENSによって所有され、運営されています。
ユニオン・マーケットの特徴とアクセス方法
ユニオン・マーケットには、オーガニックフルーツやカフェ、バー、スイーツなどの他の商品を扱う、小さくてスタイリッシュな店舗がたくさんあります。店内の雰囲気は、ホールフーズ・マーケットを彷彿とさせます。
ユニオン・マーケットは、ワシントンD.C.の急速に発展するノーマ地区に位置し、地下鉄レッドラインのノーマ・ギャローデット駅からも近く、公共交通機関や車で簡単にアクセスできます。また、市場の前には大きな駐車場があり、周辺には多くのストリートパーキングがあります。
周辺の治安について
ワシントンD.C.のノーマ地区は再開発が進み、日中の治安は格段と良くなっています。ただし、油断は禁物ですので、持ち物に目を離さないなど、基本的な対策は必ず行なってください。
街の再開発と共に生まれ変わったマーケット
ワシントンD.C.にあるユニオン・マーケットは、昔ながらの市場の雰囲気を残しながら、新しいカルチャーや食文化を発信するアップスケールなショッピング&ダイニングスポットです。歴史ある市場が失われてしまう中で、1967年に開業したユニオン・マーケットは、近年再び人気を集め、地域に新しい活力を与えています。是非、ワシントンD.C.を訪れた際にはユニオン・マーケットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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