海外旅行に行ったら現地にしかない名物や、欲しかったものなどをお土産に買ってくることが多いのではないでしょうか?
ワシントンD.C.には政治家や市内にあるランドマークにまつわる物や、日本未上陸のものなど、現地でしか買えないアイテムがたくさんあります。
しかし、せっかくの旅行で行った記念に買ったおみやげが不良品だったら、あなたならどうしますか?
多くの日本人は、言葉の壁や余計な手間がかかって面倒だからと言って何もしないと言われていますが、果たしてそれで良い旅の思い出になるでしょうか?
そこで今回はワシントンD.C.のお店で買った商品を返品、交換する方法を紹介します。
商品の返品、交換の手続きは非常に簡単、端末に通すだけで完了
ワシントンD.C.の多くのお店ではクレジットカード決済を導入していて、日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。
そこで商品の代金をクレジットカードで支払った場合は、買ったときに使ったクレジットカードをカードリーダーにかざしたり、差し込んだりすることで返金の手続きが完了します。なお、現金決済の場合はっその場で支払い代金が戻ってきます。
商品交換の場合は基本的に金銭のやり取りがないので、その場で良品交換して完了です。
このように万が一、商品に不具合があって返品や交換が必要になった場合でも、手続き自体は非常に簡単なので何も恐れる必要はありません。
返品、交換を申し出る時はあくまでも下手に、上手なお店との付き合い方
せっかく買ったおみやげが不良品で返品や交換をしたい時、ついついイライラしてしまって「I want to return!」とか「Please cach back!」などと言ってしまうことはないでしょうか?
これらの表現は相手にとってあまりいい印象を持たれないどころか、返品や交換ができる条件だったとしても受け付けてもらえないかもしれませんね。
日本語でもいきなり「返したいんだけど!」とか「金返してくれる?」など言われたらあまりいい気持ちにはなりませんよね?
しかもあなたがせっかく買ったおみやげは、お店の人にとっては大切な商品をお客様に提供したことになりますので、お店の人からすると「自分が気に入って買ったんでしょ?」というのが本音に近いと言えるでしょう。
日本では「お客様は神様」という考え方が昔からあり、それが良い意味ではサービス向上につながっていますが、一方で悪質なクレーマーが増えていることにもつながっているのが現実です。
一方でアメリカはもちろん、海外のほとんどの国や地域では「お客様とお店のスタッフは同じ人間」であり、そこには「対価に見合う価値を提供すること」しかなく、過度なサービスや対価に見合わないサービスは一切ありません。
せっかく買ったおみやげが不良品だったとしても、商品に不具合があるのであって、お店の人は悪意があって売ったわけではないので、あくまでも下手に出て申し出るのが旅の上級者と言えるでしょう。
いきなり返品や交換を申し出るのではなく、相手に状況を説明する
買ったおみやげに不具合が見つかった場合、不具合の状況を具体的に説明しましょう。
具体的には「I bought this one here, but I found something damaged.(ここで買った商品に不具合が見つかったんですが・・・。)」などと言い、買った時のレシートと一緒に差し出して、お店の人と一緒に不具合の状況を確認しましょう。
その後「Could you exchange this one if you are possible?(可能であれば交換していただくことはできますか?)」というと良いでしょう。というのも、せっかく気に入って買ったおみやげなのでいきなり返品と言うのではなく、あくまでも「良品を買いたい」という意思を相手に示すことで、お店の人に「この人は本当にうちの商品を買いたいんだ。」という印象を持ってもらうことができるからです。
大抵ここまでくればお店の人は在庫を持ってきてくれて、一緒に良品を確認してくれます。お互いに良品に巡り合えば、晴れて良品交換が完了です。
しかし、お店にある在庫に納得がいかない場合は返品になりますが、この場合は相手から返金することを言ってくる場合と自分から申し出る場合に分かれます。
相手から返品と言った場合はすぐに手続きができますが、自分から申し出る場合は「Could you refund if you are possible?(可能であれば返金していただきたいのですが・・・。)」と言えば、余程のことがない限り返金してもらうことができます。
相手に好印象を持ってもらうことで、自分にとっても良い旅の思い出になる
楽しい海外旅行で買ったおみやげに不具合があった場合、ガッカリしてつい感情的になってしまうことがありますが、あえて下手に出ることで相手に良い印象を与えることになり、良い旅の思い出になるだけでなく、後々来る日本人にとっても良い印象を持ってもらうことにつながります。
一番良いのは最初から良品を買うことですが、「海外旅行でおみやげを返品、交換してきた。」って良いネタにもなりますので、万が一不良品を買ってしまった場合はあきらめずにきちんと申し出てみましょう。