全米で2番目に大きいネオゴシック建築の大聖堂として知られるワシントン大聖堂には数多くの見どころがあり、1日を通して満喫することができます。
そんな見どころ満載の大聖堂ですが、観光の中心であるナショナルモールからだいぶ離れたところにあり、最寄りの公共交通機関は市バスしかないため、観光客にとって立地がいいとは言えません。
そこで今回はワシントン大聖堂に効率よくアクセスする方法について紹介します。
大聖堂へのアクセス方法は主に3つ
ワシントン大聖堂へのアクセスはタクシーで
これが最も効率良いアクセス方法です。ワシントン市内を走るタクシーはオレンジ色と淡いグレーのボディが特徴でホテルやユニオン駅、空港などのタクシー乗り場で見かけることができます。乗車したら行き先「National Cathedral」と告げ、大まかな料金「Can I ask you how much the cost is?」を尋ねましょう。大抵の場合はメーターによると言われますが、市内のほとんどの場所から大聖堂までは20ドル以内(チップ込み)で行くことができます。
発車したら周りの景色に見とれる前にメーターがきちんと動いているか確認しましょう。それから、礼拝やツアーの開始時間に間に合うよう、時間には余裕を持って行動しましょう。
ユニオン駅からバスでのアクセス方法
観光の拠点であるユニオン駅にはバスターミナルがあって、そこからワシントン市内を始め郊外の街まで路線が延びています。
バスでアクセスする場合はユニオン駅のバスターミナルからX2のバスに乗り、10箇所目の停留所、I通りと15番通りバス停で下車し、30Sのバスに乗り換えます。停留所は右側にマクファーソン・スクエアがあって、斜めに走るヴァーモント通りが交差する場所なので目印として覚えておきましょう。
30Sに乗車したら21箇所目の停留所、ウィスコンシン通りと大聖堂通りバス停で下車し、30メートルほど歩くと右側に大聖堂が見えてきます。
バスは乗り慣れていないのでできれば途中まで電車で行きたい、地下鉄とタクシーでのアクセス方法
ワシントン大聖堂付近には地下鉄の駅がなく、最寄りの駅は徒歩約30分のウッドレー・パーク動物園アダムズ・モーガン駅です。この付近は閑静な住宅地で丘陵地帯になっているため、徒歩30分とは言え歩くには相当な体力が必要です。
そこでユニオン駅から地下鉄レッドラインでアダムズ・モーガンまで行き、そこから近くのホテルでタクシーに乗車すれば大聖堂にアクセスすることができます。距離も短いのでタクシー代をかなり節約できますよ。
大使館と副大統領公邸を眺めながら大聖堂へ
大聖堂の最寄駅はアダムズ・モーガンですが、一つ手前のデュポン・サークル駅で下車してはいかがでしょうか?そこで下車し、付近のホテルなどからタクシーに乗車すれば大使館が立ち並ぶマサチューセッツ通りを通って大聖堂まで行くことになります。
この通りには数多くの大使館が建ち並んでいて、エンバシー・ロウの異名を持っているほどです。緑に囲まれた大きな建物に各国の国旗がはためく姿は一見の価値ありです。
お好みの交通機関で大聖堂にアクセス
ワシントン大聖堂は観光の中心であるナショナルモールからだいぶ離れたところにあって、アクセスするのにはちょっとした土地勘が要求されます。
アクセスしづらい分、観光客が比較的少ないというメリットがありますので、定番の観光コースでは物足りない方にとっては是非とも行っておきたいスポットの一つとなるでしょう。
ワシントンD.C.を訪れる際は、是非とも大聖堂に行ってみてはいかがでしょうか?