ワシントンD.C.の市内観光といえば東西約2.2マイル(約3.6キロ)に渡って広がるナショナルモールに点在する記念碑や博物館、政府関連の施設などをめぐるのが一般的で、実際のツアーで巡るとなると半日コースや1日コースに参加することになります。
ホワイトハウスやリンカーン記念堂など、ワシントンD.C.の定番観光スポットを満遍なく巡れるので、市内観光ツアーは人気が高いですが、実際に行くとなると天気や季節などによって期待していた景色とは大きく異なったり、政府関連の施設に至っては近づくことすらできなかったりすることもあります。
そこでおすすめなのがオンラインツアーで、実際にワシントンD.C.を訪れる前や後に参加することで、街の雰囲気を感じたり、実際にはなかなか立ち入ることのできない場所の写真などを見ることができます。
ワシントンD.C.の「今」を知る、オンラインアカデミー
「新しい旅行のカタチ」として注目を集めているオンラインツアーですが、ワシントンD.C.行きのツアーは「オンラインアカデミー」として販売されています。
ツアーを催行しているのはワシントンD.C.郊外に拠点を置く須磨トラベルで、日本からは代理店を通して参加できます。
オンラインアカデミーでは通常1日観光として組み込まれているナショナルモール周辺の観光スポットに加えて、ダレス空港に隣接するウドバー・ハジー・センターも紹介されます。
ツアーで使われる交通手段は現地でお馴染みの電動スクーターで、日本では免許が必要ですが、ワシントンD.C.では日本のような規制がないので、観光客でも気軽に利用することができます。
また、カメラは撮影者目線なので画面越しではあるものの、ワシントンD.C.の今を体感できる臨場感溢れた映像となっています。
コースは合衆国議会議事堂の西側から始まり、ペンシルヴェニア通りを通ってホワイトハウスへ、その後ワシントン記念塔を横目に第二次世界大戦記念碑、リフレクティングプールの南側を通ってリンカーン記念堂、ヴェトナム戦争慰霊碑、朝鮮戦争記念碑を巡った後、ポトマック川にかかるメモリアルブリッジを渡ってヴァージニア州のアーリントン国立墓地へ向かいます。
その後、ワシントン市内に戻ってタイダルベイスンと桜の名所、ジェファーソン記念堂を遠目に臨み、航空宇宙博物館に向かいます。
通常の市内観光はここで終了となりますが、オンラインアカデミーではこの後ダレス空港に隣接するウドバー・ハジー・センターにも訪れ、それぞれ展示されている機体の見所について詳しく解説してくれます。
ワシントンD.C.の良いとこ取りができる、オンラインアカデミーのメリット
通常の市内観光は実際に現地に向かい、ワシントンD.C.を肌で感じることができるのが最大のメリットですが、現地までの移動やホテル、それぞれの観光スポット間の移動に時間やお金がかかってしまうデメリットがあります。
その点、オンラインアカデミーは移動がないので、時間やお金を大幅に節約できるのがメリットです。
また、参加する場所や時期を選ばないので、地球上どこからでも参加できますし、ツアーを催行する側も季節や天気などに縛られず、一番良い時を配信できるメリットもあります。
例えば、ツアーで周るコースを配信するときは晴れた日の映像を配信し、観光スポットでは季節ならではの写真などを交えて紹介するといった感じに、実際のツアーではありえないような体験ができるのはオンラインの醍醐味と言えるでしょう。
気軽に参加できる新しい旅行スタイル
自分の足で現地に赴き、観光スポットや名物料理などを愉しむのが旅行の醍醐味ですが、実際に旅行する前や後に現地の雰囲気を味わえるオンラインツアーは、現地をより愉しむための新しい旅行スタイルと言えるでしょう。
初めてワシントンD.C.に行く方は旅の前に、何度も訪れている方は旅の後に参加すると現地の魅力をより身近に感じることができるでしょう。