スミソニアン動物園で暮らすアジアゾウが妊娠

ワシントンD.C.にある Smithsonian’s National Zoo and Conservation Biology Institute(以下「ナショナルズー」)で、アジアゾウが妊娠していることが公式発表されました。 

妊娠中のゾウ「Nhi Linh」とそのおなかの赤ちゃん

妊娠が確認された個体について

ナショナルズーで暮らす12歳のアジアゾウ、Nhi Linh(ニリン)が妊娠中と発表されました。  父親は44歳の雄ゾウ「Spike」。2024年4月に自然交配が行われたとのことです。 

妊娠期間は一般的におよそ18~22ヶ月とされ、Nhi Linhの出産予定期間は 2026年1月中旬~3月初め とされています。 

群れの構成と経緯

ナショナルズーには雄1頭(Spike)と雌5頭のアジアゾウが暮らしており、Nhi Linhの母「Trong Nhi」(22歳)も同時期に交配されていましたが、最近の検査で胎児の成長が確認できない可能性が高まったとの発表もあります。 

出産が意味するもの

施設にとって重要な出来事

この誕生が実現すれば、ナショナルズーで25年近くぶりとなるゾウの赤ちゃん誕生となります。  そのため、施設側では特別な準備を進めています。保育棟や観察カメラの準備、妊娠中のNhi Linhの健康管理、日々の運動プログラムなどが含まれています。 

またこの妊娠をきっかけに、アジアゾウの飼育・繁殖に関わる募金活動も発表されており、ゾウ保全へ向けた決意も伝わっています。 

スタッフのコメント

ゾウの担当チームは「Nhi Linhの健康と赤ちゃんの無事な誕生に全力を尽くします」と述べており、出産準備のための訓練やモニタリングが日々行われています。 

どんなことに注意しているのか

妊娠期間の長さとリスク

アジアゾウの妊娠期間は18~22ヶ月と極めて長く、それだけに出産に向けた健康管理やストレスコントロールが重要です。  さらに、妊娠中・出産直後には合併症や死亡リスクもゼロではありません。Nhi Linhの母 Trong Nhiのケースでも胎児が育たない可能性が出ており、慎重な姿勢が見られます。 

観察体制と環境整備

施設ではNhi Linhが自ら超音波検査に協力するなど、トレーニングによる観察体制が整えられています。  また出産直後の状況を想定して、専門スタッフが24時間体制で見守る準備を進めています。群れの他の雌たちが母親を助けることもあるため、その適応もトレーニングされています。

これからの観察ポイント

出産のタイミングと様子

出産予定時期は2026年1月~3月。それまでにNhi Linhの行動変化やホルモン値の変化が注目されます。施設側では出産当日の動きとして「母親ゾウを別室に一時的に離す」「赤ちゃんを迅速に立たせる」などの計画を立てています。 

赤ちゃん誕生後のケア

誕生直後、赤ちゃんゾウは体重200ポンド前後(約90kg以上)になることが期待されています。  さらに、群れの中で他の雌ゾウたちが赤ちゃんケアに関わる様子も観察対象となるでしょう。施設では赤ちゃんの公開時期や観察カメラの運用なども検討されています。

このように、ナショナルズーのアジアゾウ・Nhi Linhの妊娠は、施設にとって大きな節目となる出来事です。出産までの準備、そしてその後の様子が多くの人々の関心を集めています。

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