数多くの見どころが狭い範囲に集中するワシントンD.C.は海外旅行初心者からベテランのトラベラーまで、多くの方を惹き付ける街です。
そのため、ワシントンD.C.を効率よく周るにはある程度事前に計画を立てておく必要があります。特に個人で旅行する場合は観光するコースや食事をする場所など、事前に決めておかないと当日になって現地であちこち彷徨うこととなり、せっかくの旅行も時間だけが無駄にすぎてしまって台無しになってしまいかねません。
そこで今回はワシントンD.C.で効率よく1日を過ごす方法を紹介します。
1日の過ごし方は夏と冬で大きく違う
ワシントンD.C.は夏と冬で1日の流れが大きくとこなります。
というのも、ワシントンD.C.は日本の仙台と同じくらいの緯度に位置しているため、東京や大阪などと比べて夏の間は日照時間が2時間ほど長く、逆に冬の間は夜の時間が2時間ほど長くなっています。
また、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までの間、夏時間が適用されますのでピーク時には夜の8時過ぎでも昼間のように明るく、1日がものすごく長く感じられます。
そのため、夏の時期にワシントンD.C.を訪れる方は1日でより多くの場所を巡ることができます。
逆に冬の時期に訪れる方は昼間の時間は短いですが、夜の時間が長い分ナイトライフを満喫することができるでしょう。
朝の時間を無駄なく活用、ワシントンD.C.での夏の過ごし方
1日のスケジュール(夏時間編)
ワシントンD.C.で日照時間が最も長い時期は7月の初めごろ、ちょうど独立記念日の前後2週間くらいと覚えておくと良いでしょう。
この時期は朝の4時ごろにはすっかり明るくなっていて、夜は9時半過ぎにならないと完全に暗くならないので、1日の日照時間は約18時間と大変長いです。
ただし、人の流れは大体朝の9時ごろにならないと動き出さないので、朝の4時ごろから9時ごろまでの約5時間の間、ナショナルモール周辺の観光スポットは非常に空いています。
そのため、記念碑や、内部見学をしない場所はこの時間帯に訪問すれば混雑を避けられるだけでなく、綺麗な写真も撮ることができるでしょう。
博物館などの入場観光は10時ごろから
朝の10時くらいになると気温が一気に上がり、90°F(約32°C)を上回ることもザラです。
そのため、この時間帯になったら博物館などの建物に入って涼みながら観光できる場所に行くのがおすすめです。
夏の時期になると多くの人が休暇を取るため、館内はどこも非常に混み合っていますが、直射日光が当たる屋外よりは確実に涼しいので、体を休ませるという意味でも入場観光が最適です。
屋外の散策やショッピングなどは夕方に
ワシントンD.C.にある博物館や政府関連の施設などは大体夕方の5時前後に閉館します。
そのため、閉館後から日が完全に沈むまでの時間帯はショッピングやディナーなどに充てられます。
また、明るい時間帯であれば夕方の街並みを愉しめますので朝方には観られなかった場所に行ってみたり、同じ場所を訪れて時間の変化を愉しんでみるのもおすすめです。
光と時間が織りなす変化を味わう、冬の過ごし方
1日のスケジュール(冬時間編)
ワシントンD.C.の冬は時期にもよりますが夜の時間が非常に長いです。
そのため、夏の時期に比べると一見観光できる時間帯が少なくなってしまうと思われがちですが、夏の時期には味わえないこの時期ならではの体験をすることができます。
時期にもよりますが、ワシントンD.C.の冬の日照時間は朝の7時半ごろから夕方の4時半ごろまでの約9時間と言って良いでしょう。
また、夏の時期に比べて空気が非常に澄んでいますので、晴れた日は1日を通して空が綺麗です。
そのため、写真撮影がメインの目的の場合は真夏の時期よりかは晩秋から春先にかけて旅行するのがおすすめです。
マジックアワーを存分に愉しむ
マジックアワーとは1日のうち日が昇る前後の約1時間と日が沈む前後約1時間の時間帯を指します。
この時間帯は日中に比べて日差しが弱く、光が織りなす繊細な色の変化を愉しめる時間帯となっています。
特にワシントンD.C.には白い外観の建物が多いので、色の変化を愉しむにはもってこいの場所といえるでしょう。
マジックアワーのうち、日が差している時間帯は街並みが黄金色に輝くためゴールデンアワー、反対に日が沈んだ後やまだ昇っていない時間帯は空が薄い青から濃い青に、または濃い青から薄い青に変化するのでブルーアワーと呼ばれています。
季節ならではの楽しみ方を見つけよう、ワシントンD.C.での1日の過ごし方
ワシントンD.C.は東京や大阪などと比べて夏と冬で日照時間が大きく異なります。
そのため、ワシントンD.C.を効率よく満喫できるかは日照時間を上手く活用できるかどうかにかかっていると言って良いでしょう。
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