海外旅行でワシントンD.C.を訪れる際、有名観光スポットを効率よく周れるのが市内観光ツアーです。
ほとんどの市内観光ツアーにはワシントンD.C.とポトマック川の対岸にあるアーリントン地域に点在する有名スポットを網羅しており、特に初めて訪れる方にとってはうってつけの内容になっています。
しかし、一言にしない観光と言っても催行会社によって内容が違ってきますので、ツアーを予約する際には十分に検討した上で予約しないと後で後悔することになってしまいかねません。
そこで今回はワシントンD.C.の市内観光の中から、現地の旅行会社が最高する英語ガイドによるツアーと現地の日系企業が運営する日本語ガイドによるツアーを比較しながら、おすすめのコースを紹介したいと思います。
市内観光で訪れる観光スポット
ワシントンD.C.といえばホワイトハウスや合衆国議会議事堂などの政府機関や、リンカーン記念堂などの記念碑が有名ですが、英語ガイド、日本語ガイドともにこれらの観光スポットには立ち寄ります。
ただし、これらの観光スポットへの立ち寄り方にそれぞれ違いがあり、施設ないに立ち寄るツアーもあれば外観のみの見学、または車窓観光で終わってしまうものもあります。
では具体的にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
ツアー内容が充実した英語ガイド
英語ガイドツアーの最大の特徴はなんと言ってもやはりツアー内容が圧倒的に充実していることでしょう。
英語ガイドのツアーでは合衆国議会議事堂の内部見学や国立公文書館の優先入場をはじめ、様々な場面でワシントンD.C.をより深く愉しむことができます。
通常これらの施設を見学するには朝早くから並ばなければならなかったり、数ヶ月前からインターネットで予約しなければなりませんが、旅行会社が予めこれらの手配をしているので、私たちはツアーを予約するだけで現地では並ばずに見学することができます。
また、ナショナルモールに点在する記念碑群はバスでの移動に加えてウォーキングツアーも組まれていて、現地の風を感じながらそれぞれの記念碑を堪能できます。
さらにプランや季節によってはポトマック川のランチクルーズも含まれていますので、1日でワシントンD.C.の魅力を様々な視点で満喫でき、充実した旅行になること請け合いです。
そしてこのツアーのもう一つのメリットは即時予約確定が可能ということでしょう。
ツアーを予約する際、日程が予め決まっていて自分のスケジュールと合わなかったり、最低催行人数が決められていたりと、何かと不便なことがありますが、英語ガイドツアーはほぼ毎日最高されている上、お一人様から気かるに参加できるので、かなり敷居が低く、気軽に参加することができます。
英語ガイドのデメリット
ツアー内容が充実した英語ガイドによるツアーですが、日本人にとっての最大のデメリットは言葉の壁でしょう。
こちらのツアーでは英語ガイドの他にスペイン語と中国語対応の音声ガイドがありますが、残念ながら日本語には対応していません。
そこでお勧めしたいのが、ツアーに参加する前にガイドブックなどで予め観光スポットについて知っておくことです。
日本を出発する前や飛行機の中などで予め観光スポットについて知っておけば、現地でツアーに参加した時、それぞれの観光スポットをより深く味わうことができるでしょう。
もう一つ英語ガイドのデメリットとして、ツアー代金が約125ドルと高いことでしょう。
政府機関の内部見学やクルージングなど、内容が充実している分、どうしてもツアー代金が高くなってしまいます。
ただし、入館手続きや移動など、個人で手配した時と比べれば手間も省けますし値段も安いので、時間を節約するという見方では妥当な値段と言えるでしょう。
言葉の壁がない、日本語ガイド
日本語ツアーの最大のメリットは言葉の壁がないことです。
ワシントンD.C.の見どころを日本語を話すガイドが案内し、効率よく周ることができるのが日本語ツアーの売りです。
言葉の壁がないので、初めて海外旅行をする方でも気軽に参加でき、ツアー中でも気軽にガイドに話しかけたり、ツアーには含まれていないおすすめのスポットを教えてもらうこともできるでしょう。
観光内容もワシントンD.C.のマストスポットをくまなく押さえていますので、ツアーに参加するだけでこの街の魅力がわかるようになるでしょう。
さわりだけで終わってしまう、日本語ガイドのデメリット
言葉の心配なしにワシントンD.C.の魅力を味わえる日本語ツアーですが、広く浅く観光しますので、その分一つの場所をじっくり観たいという方には物足りない感じがするでしょう。
特に英語ガイドに含まれている合衆国議会議事堂と国立公文書館は立法の最高機関であり、また国の歴史が収められている最高機関ですので、是非とも中に入って堪能したいところですが、日本語ツアーでは外観のみの観光で、国立公文書館に至っては車窓観光で終わってしまいます。
また、ナショナルモールに至っては英語ガイドではリンカーン記念堂の他に、ヴェトナム戦争記念碑やキング牧師記念碑など、ほぼ全ての記念碑を周りますが、日本語ツアーではリンカーン記念堂のみでそのほかは車窓観光で終わってしまいます。
初めてワシントンD.C.に行く方や、定番をくまなく押さえたい方には向いていますが、この街を深く味わいたい方は英語ツアーを申し込んだ方が良いでしょう。
どっちに参加する?英語ツアーと日本語ツアーの特徴まとめ
これまで紹介したように、英語ツアーと日本語ツアーではツアー内容がだいぶ違っています。
そこでどっちに参加したら良いのかまとめてみましたので、是非参考にしてください。
市内観光比較
英語ガイド | 日本語ガイド | |
合衆国議会議事堂 | 内部見学 | 外観のみ |
ホワイトハウス | ラファイエット広場側から記念撮影あり | 外観のみ、具体的な場所は記載なし |
ナショナルモール | 各所に点在する記念碑を訪れる | リンカーン記念堂から眺めるのみで後は車窓観光 |
リンカーン記念堂 | 内部見学 | 内部見学 |
ジェファーソン記念堂 | 外観のみ | 車窓観光 |
国立公文書館 | 優先入場 | 車窓観光 |
スミソニアン博物館 | なし | 航空宇宙博物館 |
ナショナルギャラリー | なし | パッケージツアー参加時に含まれる |
ポトマック川クルーズ | ワシントンD.C.とマウントヴァーノンを往復 | なし |
昼食 | あり | なし、1日観光の場合は各自で別途負担 |
チップ | なし | 代金に含まれる |
こんな方に向いている、ツアーの選び方
英語ガイド | 英語ガイドに抵抗がない方 政府機関の内部を見学したい方 緑溢れるナショナルモールを歩きたい方 クルーズ船に乗って川からワシントンD.C.を愉しみたい方 |
日本語ガイド | 日本語で観光したい方 ワシントンD.C.を広く浅く観光したい方 博物館に行きたい方 チップの計算が面倒な方 |
自分にあったツアーでワシントンD.C.を満喫
観光スポットが数多く点在するワシントンD.C.を効率よく巡る手段として市内観光ツアーが人気ですが、一言に市内観光と言っても催行会社によってツアー内容はだいぶ異なります。
実際に参加して後悔しないためにも、ツアーに申し込む前に予め内容を確認しておきましょう。