ワシントンD.C.を訪れたら絶対に食べておきたいクラブケーキという名物料理があります。
クラブケーキとはワシントンD.C.を流れるポトマック川が注ぐチェサピーク湾で取れたワタリガニの身をほぐし、パン粉、卵、牛乳などと混ぜ、ハンバーグ状にした伝統的なアメリカ料理です。
ワシントンD.C.を始め、湾にほど近い街の至る所で食べられていますが、今回はシーフードレストラン、ジョーズのクラブケーキとそのほかの料理を紹介します。
ホワイトハウスからわずか1ブロック
ジョーズの場所はホワイトハウスから1ブロックの場所で、北側のペンシルヴェニア通りから財務省の東を南北に走る15番通りを左に曲がってすぐの場所にあります。
ユニオン駅からは地下鉄レッドラインでメトロセンター駅でブルー、オレンジ、またはシルバーラインに乗り換えて1駅、マクファーソン・スクエア駅から15番通りに出て1ブロック南にあります。
ミシェル元大統領夫人が来店、2014年に出店した老舗のレストラン
ジョーズはもともと1913年、マイアミに小さなストーンクラブのレストランとして創業したのが始まりで、地元の海産物を使った料理ということからフロリダで一気に有名になり、2000年にシカゴ、続いてラスベガスに出店、2014年に満を持してホワイトハウスからほど近い現在の場所に出店しました。
オープン当初、ミシェル夫人が友人を連れて来店したことでも知られ、その味は絶品です。特にクラブケーキを始め、カニを使った料理は身がやわらかで、まさに至福のひとときです。
カニ本来の身を味わえる、ジョーズのクラブケーキ
ワシントンD.C.を始め、チェサピーク湾近郊の街ではほとんどのシーフードレストランでクラブケーキを提供していますが、ジョーズのクラブケーキはカニ本来の味を愉しむべく、つなぎとなるパン粉や卵、牛乳などは使われていません。
カニの身をほぐしケーキの形にまとめた仕上げで、ナイフを入れるとすぐに形が崩れます。クラブケーキの数は通常2ピースですが、ひとり旅やメインを別に頼みたい場合は1ピースにもできるのでスタッフに尋ねてみると良いですよ。
シュリンプカクテルも外せない
アメリカのほとんどのレストランで提供されているシュリンプカクテルですが、ここのは特大のエビを使ったもので、金属製の器に氷が敷かれその上にエビ4尾とカクテルソース、レモンが添えられて出てきます。
ジャンボシュリンプの身はぷりぷりしていて食べ応えがあり、カクテルソースにつけるとますます食欲が湧いてきます。前菜には欠かせない一品ですね。
肉好きならばステーキをどうぞ
ジョーズはシーフードレストランですが、ステーキも提供しています。中でもオススメなのはフィレで、8オンス(約200g)と12オンス(約300g)から選べます。ステーキをメインで食べたい方は12オンス、アラカルトで注文したい場合は8オンスが良いでしょう。
ちなみにフィレステーキには付け合わせがないので、フレンチフライなどのサイドメニューもオススメです。
デザートは伝統的なアップルパイで
食後はデザートを愉しんではいかがでしょうか?
アメリカのほとんどのレストランではメニューにデザートの記載はなく、メインの食事が終わる頃にスタッフが訪ねてくるところがほとんどです。
ここ、ジョーズのオススメデザートの一つはオールド・ファッション・アップルパイです。アップルパイというとパイ生地にりんごの切り身が履いてるイメージが強いと思いますが、このオールフォ・ファッション・アップルパイはりんごを薄くスライスしたものにパイ生地がつなぎで入っている、まさに逆のパターンです。
付け合わせにバニラアイスクリームが添えられてきますので、パイを単体で食べた後、アイスクリームと一緒に食べるとまた別の味を愉しむことができます。ただし、アメリカのデザート全体に言えることですが、ボリュームがかなりあるのでお腹の具合と相談して愉しみましょう。
前菜からデザートまで愉しめる、名店の味
2014年に出店したジョーズはシーフードを中心にメニューが豊富で、前菜からデザートまで幅広い人に支持されています。
インテリアも落ち着いた雰囲気で天井が高く、バーカウンターを中心にハイテーブルが取り囲み、窓際にはゆったりしたソファに腰掛けられるテーブルがあり、入店時に選ぶことができます。
同行者の誕生日や旅をした自分へのご褒美などに、ジョーズでの食事を愉しみ方はさまざまです。