ワシントン大聖堂にはカフェが併設されていて、礼拝やツアーの合間に食事をすることができます。日本の教会ではカフェが併設されているところは少なく、礼拝後に教会がその日の礼拝に出席した方向けに食事を提供することが多いですが、アメリカの教会では教会そのものがランチなどの食事を提供するところはごく稀です。
アメリカでは礼拝出席者の多くは教会の外で食事をすることが多いですが、ここワシントン大聖堂にはカフェが併設されているので、礼拝後はとても賑わっています。
そこで今回は大聖堂に併設さているカフェについて紹介します。
8角形をした石造りのカフェ
大聖堂を訪れると南側に、8角形をした石造りの建物が見えるでしょう。そこがカフェで、店の名前は「オープンシティ・カフェ」と言います。ただし、大聖堂でカフェといえばここを指すのでこの名前を知っている人はそう多くないのではないでしょうか?
店の入り口はウィスコンシン通りに近い正面口と、司教の庭に近い通用口の二ヶ所あって、正面口にきちんと看板がありますので、訪れた際には看板にも注目してみてはいかがでしょうか?きちんと店の名前が書いてありますよ。
テイクアウトもできる、カフェでの注文の仕方
オープンシティ・カフェでは大手のカフェのようにその場で食べるのとテイクアウトを選ぶことができます。
注文方法もいたって普通で、並んでいるときにメニューから食べたいものを選び、自分の番が来たら店員さんに伝えます。その場で食べるかテイクアウトか聞かれますので、注文と同時に伝えましょう。
「Here, or To go?」と聞かれるので、その場で食べたい時は「Here」、テイクアウトの場合は「To go」と言います。テイクアウトは「Take out」ではないのでくれぐれも気をつけましょう。
そのあと支払いをしますが、クレジットカードが使えますので、是非とも活用することをおすすめします。混雑時は多くの人で賑わうので、次の人のことを考えてカードでスマートに支払えば時間の短縮にもなりますよ。
その場で食べる場合は番号札を渡されるので、空いている席に持っていき、そこで待っていれば店員さんが食事を運んできてくれます。
テイクアウトの場合は注文カウンターで待っていれば店員さんが包んでくれますので、そのまま持ち帰ります。
大聖堂の敷地内で食事する場合は場所にご注意
ワシントン大聖堂の敷地は広大で大聖堂を中心に司教の庭や、学校などが併設されています。それらの間は広大な緑地が広がっていて、歩道やベンチがいたるところに設置されています。そんな緑豊かな敷地で食事を楽しみたいと思う方は多いでしょう。
しかしそこは大聖堂、敷地内で食事をする際は以下の点に注意してくれぐれも恥をかかないようにしたいですね。
大聖堂内に食事を持ち込まない
大聖堂は観光地である以前に祈りの場所です。展望カフェでは予約した人のみ食事をすることができますが、それ以外の場合は大聖堂内での飲食はもちろん、持ち込まないのがマナーです。
司教の庭での食事は避ける
司教の庭は四季折々の草花で美しく彩られていて、そこで食事をしたくなることでしょう。しかし庭園内にはゴミ箱が設置されていませんし、せっかくの草花の香りが食事の匂いでかき消されてしまいます。庭園内での食事は極力避けて自然の香りを満喫しましょう。
敷地内で食事をしたい場合は正面に広がる緑地帯で
ワシントン大聖堂の正面には緑地帯があって遊歩道とベンチが整備されています。ベンチのそばにはゴミ箱が設置されているので、テイクアウトした食事を食べる際はここで食べることをおすすめします。
カフェを賢く利用して大聖堂を1日満喫
ワシントン大聖堂では1日を通して礼拝が行われているばかりではなく、見どころがたくさんあります。そこで1日大聖堂で過ごす方にとって敷地内に食事をする場所があるのは大変便利なので、多くの人で賑わっています。
大聖堂に行った際にはカフェを賢く利用して礼拝や観光を愉しんではいかがでしょうか?