FBIとして知られている連邦捜査局の本部はワシントンD.C.にあります。その連邦捜査局が入っているビルの名前は、初代長官の名前をとって「ジョン・エドガー・フーヴァー・ビル」と言います。
FBI初代長官のジョン・エドガー・フーヴァーとはどんな人物だったのか
連邦捜査局初代長官に任命され、8代の大統領に仕えたジョン・エドガー・フーヴァーは、指紋ファイルや、法医学研究所などの科学的捜査技術を取り入れるなどして、犯罪捜査機関としてFBIの強化に貢献してきました。広域捜査をしやすい組織作りや、近代的な捜査方法を導入して称賛もされました。しかし、死後はジョン・エドガー・フーヴァーによる権力の乱用が表面化したため、現在ではFBI長官の任期は10年と制限されています。
ジョン・エドガー・フーヴァーの権力の乱用
ジョン・エドガー・フーヴァーはFBIの管轄を超えて、不正に反政治的活動家などの情報を集めるなどしたため、権力を自分に集めることになり、大統領までも動かすことが出来るようになりました。そのためFBIを秘密警察に変えたと言われるようになり、死後非公開の遺産を処分するのに数日かかるほど、さまざまな情報を集めていたとされています。歴史に残るジョン・エドガー・フーヴァーの生涯はさまざまな作品で公開されています。人柄を知ることで、外観だけでも歴史の深さを感じることが出来るのではないでしょうか。
現在の連邦捜査局「FBI」の建物について、空白のフロアとは
「司法省に属するアメリカ合衆国の警察機関」で、アメリカを内外の脅威から守っています。FBI捜査官は原則弁護士と同じ能力を有していることから、平等で階級制度はありません。スパイ活動やテロ、サイバー作戦から国を守ったり、公民権を保護し国境を越えてくる企業犯罪とも向き合います。FBIはワシントンD.C.以外でも全米で活躍しています。
そして現在この連邦捜査局本部は、合衆国市民かグリーンカードを持っている永住民しか見学できません。1階から2階は防犯上の理由で使用していない空間になっており、空白のフロアになっています。そのため実際にオフィスがあるのは3階からになります。しかし、外観は誰でも見学できるので、興味がある人は是非身近に感じてきて欲しいです。
探索心をくすぐる魅力!FBIビルの外観から垣間見る捜査の歴史と舞台裏
個人的には某アニメなどで活躍する捜査官や、映画に出てくる捜査官に感銘を受けているので、その実在する本部を外観でも見れるだけでかなりテンションは上がります。せっかく観光にいったのであれば、警察の歴史も知った上で観光すると、自分の中での展示物の価値もあがりますね。