ワシントンD.C.にあるホワイトハウスの近くには、ブレアハウスがあります。今回は、この施設の歴史や内部の様子を紹介します。
ホワイトハウス近くの迎賓館
ブレアハウスは、ホワイトハウスの北西にある、アメリカ合衆国大統領の賓客が泊まるための施設です。ペンシルヴェニア通りを挟んだ、アイゼンハワー行政府ビルの向かい側にあります。この迎賓館は、4軒の建物が連なっています。メインはその中の白い建物です。
ブレアハウスの歴史
白い建物は1824年に建設されましたが、その後フランシス・ブレアが買い取り、その隣にも建物を建てました。後にのこれらの2軒は連結され、その状態でアメリカ合衆国政府が買い取り、アメリカ合衆国大統領の迎賓館であるブレアハウスとなりました。1980年代の増改築工事により、現在のような4軒が繋がった大きな建物になりました。
ブレアハウスの内部
ブレアハウスには、用途別の部屋がたくさんあります。それらの一部を紹介します。
ジャクソンプレイス、リー・ダイニングルーム、ブレア待合室
正面入り口を入ってすぐの場所には、首脳会談等が行われるジャクソンプレイス、財務大臣会合等が開かれるリー・ダイニングルーム、次期大統領が就任式前に署名を行う部屋であるブレア待合室等、重要な部屋がたくさんあります。
リンカーンルーム、トルーマンの書斎部屋
閣僚メンバーと密談するためによく使用されたリンカーンルーム、トルーマン大統領が書斎として使用していた部屋等、過去の大統領の歴史を感じる部屋です。
ペンシルヴェニア通りから姿を眺める
迎賓館として使用されているブレアハウスは一般には開放しておらず、入ることが難しい場所なので、ホワイトハウス訪問時は、是非ペンシルヴェニア通りから外観を眺めてみてください。