ワシントンD.C.に行くパッケージツアーでは、ワシントン市内のホテルではなく、しばしば郊外にあるホテルが宿泊場所として利用されます。
中でもワシントンD.C.から車で西に30分ほど走ったところにある、タイソンズと呼ばれる地域のホテルに宿泊することが多く、そこを拠点として市内観光に向かうのが定番のコースとなっています。
日本人にとってよく知られているホテルとしてヒルトンがありますが、ヒルトン・グループの本社があるのも、実はここタイソンズです。
今回はヒルトンと並んで日本人に親しまれているマリオット・グループのホテルの中から、ウェスティン・タイソンズコーナーについて紹介します。
こちらのホテルもパッケージツアーでよく利用されますので、ワシントンD.C.に行く方は必見ですよ。
有名ホテルチェーンが建ち並ぶ、タイソンズについて
ワシントンD.C.の中心部から車で西に30分ほど走ったところにあるタイソンズには、世界的なホテルチェーンだけでなく、大型ショッピングモールがいくつも建ち並ぶ、首都圏屈指の経済都市として知られています。
また、タイソンズからさらに車で西に15分ほど進むと、日本を含む国際線が発着する首都圏最大の空港、ワシントン・ダレス国際空港があります。
そのため、国際空港と首都の中間地点に位置するタイソンズは、必然的に旅行客を主なターゲットとした一大経済都市になったと言えます。
タイソンズとタイソンズコーナーの違い
パッケージツアーの日程表を見ると、ワシントンD.C.に滞在する際の宿泊地として、「タイソンズコーナー」と表記されていることが多いですが、タイソンズとの違いは地域の範囲の違いであり、滞在地としてはタイソンズ、タイソンズコーナーどちらを使っても問題ありません。
タイソンズとはヴァージニア州フェアファックス郡にある行政区の一つで、さらにその中の商業施設とホテルが密集している、州間高速道路495号線とヴァージニア州高速道路267号線、さらに7号線に囲まれた地域をタイソンズコーナーと呼んでおり、その周辺にあるホテルもタイソンズコーナーと名乗っています。
タイソンズコーナーの外れにあるウェスティン・タイソンズコーナー
ヒルトン と並んで世界的に有名なホテルチェーン、マリオットが保有するホテル、ウェスティン・タイソンズコーナーは州間高速道路495号線とヴァージニア州高速道路7号線が交差するジャンクションの南東に位置しており、ホテルがある場所は厳密にいうとタイソンズコーナーはおろか、タイソンズではありません。
また、ホテル周辺にはポトマック・ヴァージニア大学や、マーシャル・ハイスクールなどの学校があるくらいで、歩いて行ける距離に大型のショッピング施設はありません。
そのため、こちらのホテルに宿泊する際には、あらかじめ必要な買い物を済ませてからチェックインすることをおすすめします。
日本人に嬉しい、ホテル内のレストラン
ホテルに宿泊したら一度は立ち寄ってみたいのが、館内のレストランではないでしょうか。
ウェスティン・タイソンズコーナーには食事できるスペースが4つあり、朝食からディナーまで愉しめる本格的なレストランから、バー、日本人にお馴染みのスターバックス、さらに寿司店まであり、日本人にとって嬉しいラインナップとなっています。
周辺スポットへのアクセス
ホテルから周辺の地域の行くには、どうしても車かバスを利用する必要があります。
というのも、ホテルから一番近い駅であるタイソンズコーナー駅までは車かバスでしか行く方法がなく、車の場合は約5分、バスの場合はショッピングセンターを経由するため、約15分かかるからです。
タイソンズコーナー駅からはシルバーラインで東に行けばワシントンD.C.、西に行けばダレス空港や、大手IT企業のデータセンターが集結するアッシュバーンまで行くことができます。
アクセスに多少の難あり、日本人に優しいホテル
世界的に有名なホテルチェーン、マリオットが経営するホテル、ウェスティン・タイソンズコーナーは、館内に日本食レストランがあることなどから、日本人に優しいホテルと言えます。
個人で宿泊する場合、周辺へのアクセスが多少不便ですが、パッケージツアーで利用する分には移動手段の心配がないので問題ないでしょう。