アメリカの首都、ワシントンD.C.にある造幣局は、ワシントン記念塔やスミソニアン博物館などの名所が集まる、ナショナルモールから14番通を南に下った所にあります。
今回はこの造幣局の魅力をご紹介します。
ワシントンD.C.における穴場スポット、造幣局
造幣局とは、ワシントンD.C.に所在する国家機関の1つで、ドル紙幣を製造しています。正式名称は「アメリカ合衆国製版印刷局(Bureau of Engraving & Printing)」で、ドル紙幣以外にもアメリカの国債や各種証明書などの機密印刷物の製造も行っています。
ドル紙幣が製造される過程を見学できる人気のツアー
造幣局に訪れたら絶対に参加したいのが、局内を見学できるツアーです。所要時間40分ほどのツアーは、参加費が無料という事もあり、絶大な人気を誇っています。そのため、3月~8月までの観光シーズンでは、入場整理券がないと入ることができません。整理券の配布はビジターセンターの近くにあるチケットブースで行われているので、早めに入手しておくようにしましょう。
まず初めに、警察官によってセキュリティーチェックが行われます。セキュリティーチェックが終わると、造幣局がどのような場所かを学ぶことができるビデオを鑑賞します。その鑑賞が終了するとお待ちかねの製造ラインの見学に移ります。
製造ラインの見学では、1枚綴りとなったドル紙幣のシートが大量に印刷されている光景や、そのシートが1枚の紙幣にカットされている工程を見ることができます。山積みとなった札束を眼前に収める機会はなかなかないので、ちょっとした非日常を味わうことができるでしょう。
ギフトショップのチェックも忘れずに
圧巻のツアーが終了したら、その他の展示物も是非チェックしてみてください。20世紀の前半まで使用されていた、初期型の印刷機や、昔の紙幣など珍しいコレクションの数々が展示されています。
そして忘れてはいけないのがギフトショップです。こちらには、定番のキーホルダーや、Tシャツの他に、廃棄済みの紙幣など少し変わった商品が並んでいます。中でも注目なのが、裁断前の紙幣シートです。1ドル紙幣が16枚綴られたシートが1枚36ドルで販売されています。このシートのすごいところは、自分でカットすればきちんと紙幣として使用できるという点です。ここでしか手に入らない究極のお土産ですので、是非手に取ってみてください。
紙幣局で非日常を味わう
ワシントンD.C.にある紙幣局では、ここでしか体験できない非日常を味わうことができます。ドル紙幣に興味のある方は是非1度足を運んでみてください。