「タイダル・ベイスン」とは、ナショナルモールの南エリアにある半人工的な入り江のことです。隣接しているポトマック川から水を引き、水質汚濁を防いでいます。
全米桜まつりの会場
1912年に、当時の東京市長から友好関係の証として桜が贈られました。その大半がタイダル・ベイスンの周囲に植えられているため、毎年春に行われる「全米桜まつり」の会場となっています。こちらに植わっている桜並木はソメイヨシノですが、寄贈された桜は他に11種類あり、それらは東ポトマック公園に植えられています。
毎年たくさんの人々が訪れる桜まつりは、日本から贈られた石灯籠に点火することで開会します。開催を重ねるにつれて様々な企画が行われるようになり、まつりの一環として「さくらまつり」というストリートフェスティバルも開催されるようになりました。開催期間の最終土曜日にはパレードも始まり、アメリカで行われる最大級の日本文化祭と言われています。
春以外も愉しめる
首都の中心にある貴重な癒しスポット
タイダル・ベイスン付近はナショナルモールから少し離れているため、観光客で賑わう場所というより市民の憩いの場となっており、のんびりとした時間を過ごせる場所です。周囲を散歩したり、ほとりでお弁当を食べたりすれば、旅のエネルギーをチャージできるかもしれません。
周囲に観光スポットが点在
観光の中心であるナショナルモールから少し離れていますが、こちらにもフランクリン・D・ルーズヴェルト記念公園や、ジェファーソン記念堂などの観光スポットがあり、自然以外の要素を愉しむこともできます。
旅の休息におすすめ
精力的に観光地を周るのも一興ですが、たまには一息つける場所を訪れるのも旅を愉しむためには必要でしょう。ナショナルモール観光の休息に、ぜひタイダル・ベイスンを訪れてみてください。