アメリカの首都、ワシントンD.C.は、ホワイトハウスや合衆国議会議事堂など、政府の主要機関が集まった要所です。それらの主要機関は観光スポットとしても知られていますが、同時にこの街はスミソニアンに代表される博物館の街としても知られています。
その中でも近年が人気急上昇しているのが国際スパイ博物館です。今回は国際スパイ博物館の人気の秘訣を紹介します。
2019年5月にリニューアルオープンした国際スパイ博物館
国際スパイ博物館とは、秘密が多いスパイの世界をテーマにしたミュージアムで、もともとはワシントンD.C.のスミソニアン・ポートレートギャラリー前にありました。しかし、2019年5月に、同じくワシントンD.C.のナショナルモールの南側に位置するランファンプラザにより巨大な施設となってリニューアルオープンしました。
自分もスパイになりきって館内を見学!?
入場すると、まずカードが渡されます。そこにはスパイとしてのカバーアイデンティティが記載されています。館内ではスパイとしての名前や職業、出身地などを覚えて、その通りにふるまうことが要請されます。もちろん同時にミッションも与えられるので、本格的にスパイ気分を味わうことができます。
めくるめくスパイの世界を体感できる展示物
館内を進んでいくと、展示フロアに到着します。展示フロアには、旧ソ連時代のスパイとして有名なドミトリー・ブイストロレトフや、フランスとドイツの二重スパイとして活躍したマタ・ハリなど、世界中で活躍したスパイたちが紹介されています。
人物紹介の他にも、スパイたちが実際に使用した情報収集用の道具や、監視用の道具など、スパイ活動に必須なさまざまな道具が紹介されているコーナーもあります。特に面白いのが変装用のアイテムコーナーです。変装前の写真と変装後の写真を見比べると、全くの別人になっているのがよくわかります。
まさかの日本の忍者も登場!
見どころ満載の展示物の中でも、日本人の目を引くのが、忍者の展示です。驚くべきことに、日本のスパイの一例として、忍者も紹介されているのです。展示されている手裏剣の大きさなど、実際のものと異なっているところもありますが、クールに紹介してもらえているので、訪れた際は是非探してみてください。
スパイ映画やドラマのファンなら興奮すること間違いなし!
国際スパイ博物館には展示以外にも、スパイの任務を体験できるアクティビティや、スパイ博物館ならではのユニークな商品が並んだお土産コーナーなどがあります。
スパイ好きなら1日では回り切れないほどの、巨大かつ充実した施設となっているので、是非訪れてみてください。