ワシントンD.C.を訪れたら、ぜひ足を向けてみたいのが政治の中枢であるホワイトハウスです。ホワイトハウスでは、観光客向けにガイドツアーが開催されていますので、機会がある時に利用してみてはいかがでしょうか?ここでは、レジデンスの地階に設けられているライブラリやヴァーメイルルーム、チャイナルームを簡単にご紹介します。
レジデンスとは?
ホワイトハウスの中で、大統領やファーストレディーの住まいとして使われているのがレジデンスと呼ばれる建物です。こちらのレジデンスの地階には、さまざまな部屋が設けられています。各部屋に行く時に通るのが、地階の中央にあるセンターホールです。センターホールは、イーストウィングやウエストウィングにも繋がっていて、地下の広い廊下といった感じです。天井はアーチ形で、要所要所に椅子や植物のディスプレイなどが見られます。このセンターホールは幅が広いため、窓がなくても余り圧迫感がありません。ただ、一般開放の時に限り廊下の途中にパーティションが設置され、ウエストウィングへとつながる空間まで見渡すことができないようになっています。
ライブラリは、その名の通り書斎となっている部屋です。ちなみにこちらの部屋は、第26代大統領セオドア・ルーズヴェルトが書斎にする前はランドリールームとして使われていました。ライブラリへの入室は出来ませんが、センターホールから覗くことは可能です。
ヴァーメイルルームとチャイナルーム
ヴァーメイルルームは、ライブラリの向かい側にある部屋で、ナンシー・レーガンを始めとする歴代のファーストレディーの肖像画がかけられています。ヴァーメイルルームの名前の由来は、金メッキが施された銀。こちらの部屋には、マーガレット・トンプソン・ビドル婦人から遺贈されたヴァーメイルのコレクションが保管されています。女性用のレセプションルームとして使われているだけあって、エレガントでシックなインテリアでまとめられているのが特徴です。
一方、磁器を保管してあるのが、ヴァーメイルルームの隣にあるチャイナルーム。チャイナルームには、ホワイトハウスの食事会などで使われた食器類が展示されています。歴代の大統領の時代に使われた磁器のコレクションが見られるのがこちらの部屋です。ヴァーメイルルームやチャイナルームも入室が出来ませんので、センターホールからちょっと覗いて愉しむことになります。
ホワイトハウスの魅力を堪能出来るレジデンス
レジデンスは、ホワイトハウスのプライベートな一面に触れられる場所です。ヴァーメイルルームやチャイナルームといった、歴代の大統領やファーストレディーの軌跡が分かる部屋も、地階のレジデンスにはあります。ホワイトハウスの長い歴史に思いを馳せながら、ゆっくりと地階を見学してみるのも楽しいひと時になるでしょう。