ワシントンD.C.にある聖書博物館では、歴史的に高い価値があると認められているジェームズ王欽定訳が展示されています。
ワシントンD.Cの聖書博物館にある貴重な写本の数々
聖書博物館は、キリスト教の歴史を学ぶことができるコレクションが数千点も展示されています。聖書に関する博物館は世界中にあるものの、ワシントンD.C.にあるこの施設は、世界最大級の規模を誇ります。総床面積4万㎡の館内には、20世紀最大の発見と言われている死海文書の断片が展示されているほか、歴史的に価値の高いサマリア五書やジェームズ王が訳した欽定訳などもあり、世界中から研究者も足を運びます。
ジェームズ王欽定訳は最初の写本
ジェームズ王欽定訳とは、欽定訳聖書の一つです。これはその当時の国王が命じて聖書を翻訳した写本で、複数あります。その中でも1611年、イギリス国王だったジェームズ1世がイングランド国教会の典礼のために標準訳させたものが「ジェームズ王欽定訳」と呼ばれています。もともとはヘブライ語とギリシャ語の原点から訳したものとされており、歴史的に高い価値があると考えられています。
ガイド付きツアーやプライベートツアーもあり
この額物館は、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館のすぐそばにあります。入場料が一切かからない博物館が多い中、ここは入場の際に料金がかかります。ガイド付きツアーやプライベートツアーなど、より丁寧に説明してもらえるツアーを利用することもできますし、団体ツアーなら割引価格で利用できる点も魅力です。
聖書にまつわる歴史を多角的に学べる博物館
キリスト教信徒でなくても愉しむことができ、キリスト教や聖書の歴史や背景を分かりやすく視覚的に学べるこの博物館は、ワシントンD.Cに足を運んだ際にはぜひ訪れたい観光スポットの一つです。