1937年に創設されたナショナルギャラリーは、大富豪だった銀行家のアンドリュー・メロン氏が自身の美術コレクションを政府に寄贈したことをきっかけに作られた美術館です。
世界中の名作が一堂に集うギャラリー
広い館内は西館と東館から構成されています。このうち西館には20世紀初頭までの作品が絵画から彫刻まで幅広く展示されており、東館には現代美術を中心としたラインナップとなっています。
どんなアメリカンアートがある?
ナショナルギャラリーに展示されているアートの中には、1780年に描かれた『サミュエル・チャンドラーの肖像』や、1834年に描かれた『平和な王国』などがあります。作品にタイトルがつけられていないものも多く、見どころ満載です。
中でもぜひチェックしたいのは、コーコラン・コレクションです。ナショナルギャラリーが吸収したことにより、従来より所蔵しているナイアガラの滝を描いた絵画作品に加えて、素朴な雰囲気のものからダイナミックな印象を与えるもの迄、数多くの作品を愉しめます。
2014年にスタートした新コーナー
アメリカン・アートは、ナショナルギャラリー設立当初から展示されていたわけではありません。このコーナーは2014年からスタートしたもので、歴史的なコレクションに現代アートが追加されたという点で、当時は大きな話題となりました。
西館と東館の両方をチェックしたい、ナショナルギャラリー
アメリカン・アーティストによる作品は、西館と東館のどちらにも展示されています。また屋外にも彫刻作品の展示があります。作品の中には、歴史を如実に反映したものもあり、感慨深い気持ちにさせられるものもあるでしょう。