ワシントン D.C. にある代表的な建築物の柱の様式に迫る

連邦議会議事堂 イーストフロント観光
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ワシントンDCに行くとホワイトハウスや合衆国議会議事堂などの政府機関の建物や、リンカーン記念堂などの歴史的な記念碑を間近で観ることになり、それらの建物の圧倒的な大きさに魅了されます。

それらの建物の多くには古代ギリシア時代から脈々と受け継げられてきた建築様式が取り入れられていていますが、中でも建物を支える柱には建物によって様々な建築様式が取り入れられています。

今回はワシントンDCにある観光名所をより深く味わうために、柱の様式について紹介したいと思います。

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古代ギリシア時代に確立した柱の建築様式

古代ギリシア建築の様式
左上からトスカナ式、ドーリア式、イオニア式、イオニアモダン式、コリント式、コンポジット式。
Wikipediaより

古代ギリシアの建築といえば多くの方はアテネにあるパルテノン神殿を思い浮かべるのではないでしょうか。

長方形に配置された円柱に三角形の屋根が配された建物はまさに西洋建築の基本的デザインと呼ぶに相応しく、現代でもパルテノン神殿をもした建物は至る所で観ることができます。

パルテノン神殿を支える柱と天井の間には特にこれといった装飾が施されておらず、とてもシンプルでありながら観るものを圧倒する荘厳な雰囲気を醸し出しています。

このシンプルな柱の建築様式をドーリア式(ドーリス式、またはドリス式)と呼びます。

ドーリア式とともにシンプルな構造の柱として、トスカナ式がありますが、ドーリア式とトスカナ式の見分け方としては色々な説がありますが、柱そのものにフルーティングと呼ばれる溝彫りがあるものをドーリア式、ないものをトスカナ式と区別するのが一般的です。

次に柱と天井の間に巻貝を模した装飾が施されている建築様式をイオニア式、柱を側面から見たときに正面から見た時と同じように見えるよう巻貝の装飾が施されたものをイオニアモダン式と呼びます。

さらに、天井と柱の間にアカンサスの葉をモチーフにしたデザインが施されているものをコリント式、コリント式装飾の上にイオニアモダン様式を組み合わせたものをコンポジット式と呼びます。

アカンサス
アカンサス。

ドーリア式がシンプルなデザインに対して、イオニア式やイオニアモダン式、コリント式、コンポジット式と時代を経るにつれ、さしらに施されるデザインはより細かいものが採用されるようになり、それぞれの建物に個性を与えています。

ワシントンDCで観ることができる柱の建築様式

ワシントンDCには数多くの観光スポットがありますが、柱の建築様式に注目してみると、リンカーン記念堂とジェファーソン記念堂、ホワイトハウス、そして合衆国議会議事堂は外せません。

これらの建物の中でドーリア式を採用している建物はリンカーン記念堂の外部を支える柱と、合衆国議会議事堂のドームの下に広がるロタンダを支える地下空間、クリプトです。

また、トスカナ式の列柱はホワイトハウスのウエストウィングで観ることができますが、実際に中に入って観るには春と秋に行われるガーデンツアーに参加するか、メディアを通してウエストウィングに入るしかありませんので、日本人にとってかなりハードルが高いと言えるでしょう。

ただし、大統領がローズガーデンで会見をする際にはテレビで報道されますので、その際後ろに写っている建物に注目してみるのも良いかもしれません。

一方、イオニア式列柱はジェファーソン記念堂で観ることができますが、ナショナルモールから少し離れている上、ツアーなどでは車窓観光で終わってしまうことが多いので、あまりゆっくり観れない方は財務省がおすすめです。

また、リンカーン記念堂の内部を支える柱にも採用されていますので、リンカーン大統領の坐像や両サイドに刻まれた演説を見た後、柱もじっくり観察してみてください。

さらに、合衆国議会議事堂の本会議場に入る機会があったら、議長席の後ろにも注目してみてください。そこにもイオニア式を採用した柱があります。

イオニア式から派生したイオニアモダン式はホワイトハウスの北ポルティコと半円形のバルコニーを支える柱で観ることができます。

そして、最も優美で格調が高いと言われているコリント式列柱は合衆国議会議事堂の外部で観ることができます。

ワシントンDCで観られる柱の建築様式まとめ

トスカナ式ホワイトハウスのウエストウィングなど
ドーリア式リンカーン記念堂、合衆国議会議事堂など
イオニア式ジェファーソン記念堂、財務省、ナショナルギャラリーなど
イオニアモダン式ホワイトハウスなど
コリント式合衆国議会議事堂、最高裁判所、合衆国議会図書館など

柱の建築様式にも注目

ワシントンDCにある建物はどれも非常に大きく、特に初めて訪れる日本人にとってはあまりの大きさに圧倒されてしまうでしょう。

ここで紹介した建物はどれもワシントンDCに行ったら観ておきたいものばかりですが、このほかにはワシントンDCには見どころがたくさんありますので、建物を見る際には柱の建築様式にも是非注目してみてくださいね。

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