海外旅行は何かとお金がかかるもの、多くの旅行者はできるだけ安く行こうといろいろな旅行会社から比較、検討すると思います。
JTBの旅物語は大手旅行会社JTBが販売している格安パッケージツアー です。
格安ツアーといえばHISや阪急交通のトラピックスが有名ですが、高級ツアーのイメージが強いJTBからも格安パッケージが販売されています。
ただし、旅物語は他の格安ツアーとは違い、店舗での予約ができず、インターネットか電話での予約専門となっています。
店舗を持たないことでコストを抑え、格安で販売されている旅物語ですが、その他にも安いなりの理由がありますので、参加する前に是非とも抑えておきましょうね。
目次
どこが違う?ルックJTBと旅物語
JTBのツアーといえば高額なイメージが強いですが、同じJTBでもツアーにランクがあります。
中でも代表的なのがルックJTBと旅物語で、前者は高級ツアー、後者は格安ツアーとなります。
ルックJTBの中でもパンフレットの色によってランクがありますが、ワシントンD.C.に行くツアーは赤いパンフレットとオレンジのパンフレットに記載されています。
色の違いはツアーの日数と滞在都市、利用航空会社などで、ワシントンD.C.の観光内容はほぼ変わりありません。
一方、旅物語は行程の4日目にワシントンD.C.に立ち寄りますが、1日ではなく半日観光で、航空宇宙博物館と、ナショナルギャラリー、または自然史博物館のみ入場観光、ホワイトハウスやなどの政府機関や、リンカーン記念堂などの記念碑はすべて下車、または車窓での観光になります。
ルックJTBと旅物語の利用航空会社、ホテルなど
パッケージツアーの価格の差を一番体感しやすい場面が旅行日数と利用航空会社、そしてホテルではないでしょうか。
一般的に高級ツアーでは日系の航空会社の直行便を利用し、ホテルは観光地から近い市街地などに宿泊することが多く、格安ツアーでは外資系の乗り継ぎ便を利用し、ホテルは郊外の格安ホテルというのが相場です。
しかし、JTBではちょっと事情が異なり、格安ツアーである旅物語で利用する航空会社は往復ともに日本航空の直行便です。
旅物語で宿泊するワシントンD.C.のホテルについては、ウェスティン・タイソンズコーナー、または同等のホテルと記載されていますので、ワシントン市内から車で約30分ほどのタイソンズコーナーにあるホテルとなります。
ワシントンD.C.での食事内容について
ルックJTB、旅物語ともにワシントンD.C.滞在中は全て食事がついてきます。
ただし、日程表にはホテル、レストランなどとしか記載されておらず、実際に何が出てくるかはわかりません。
しかし、ルックJTBには朝食のみアメリカンまたはビュッフェとあるので、旅物語でも典型的なアメリカのホテルで食べられる朝食であることが予想できます。
昼食はレストランと記載されているだけですが、ワシントンD.C.に立ち寄るパッケージツアーの多くはオールド・エビット・グリルと提携していることが多いので、そこで名物のカニを使った料理を食べることができるでしょう。
ただし、旅物語は格安ツアーなのでクラブケーキそのものではなく、解したカニの身が入っているサンドイッチの可能性が大きいと思われます。
4日目の夕食はワシントンD.C.ではなく、ニューヨークに移動した後なので、ワシントンD.C.での夕食は3日目となります。食事内容はホテルとしか記載されていませんので、何が出てくるかは直前になるまでわかりません。
アレルギーなどがある方は事前に申し出ておきましょう。
旅物語の安さの秘密
パッケージツアーの代金は主に旅行日数や利用路線、ホテルで決まると言っても良いでしょう。
ワシントンD.C.に行く旅物語の旅行日数は7日間で、ワシントンD.C.の他にボストンとフィラデルフィア、そしてニューヨークに立ち寄ります。
利用航空会社は往復共に日本航空を利用しますが、旅行会社がツアー用に大量に仕入れているので、格安に抑えることができます。
そのため、事前の座席指定は一切できず、出発当日に余っている席に座ることになります。
ホテルも格安ツアーによくある直前決定で、観光地から遠い場合は観光する時間がその分削られてしまいます。
これらのことに加えて、移動途中にお土産屋さんに連れて行かれる可能性も大いにあります。
格安ツアーは旅行代金が安い分旅行会社には利益はほぼないので、提携のお土産屋さんでツアー客にお土産を買ってもらうことで、売り上げの一部が旅行会社に入ってくる仕組みになっています。
そこで格安ツアーには初めからお土産屋さんに立ち寄る行程が組まれていて、トイレ休憩と称してお土産屋さんに立ち寄ることが多いのです。
こんな方に向いている、JTBの旅物語
JTBの旅物語はHISや阪急交通社のトラピックスと同様の格安パッケージツアーです。
とにかく安い料金で旅行したい方、ワシントンD.C.だけでなく、ニューヨークとフィラデルフィアにも行って有名スポットだけをザッと観られればいいという方などに向いています。
ただし、ツアーに参加した後で文句を言ってはいけません。安いには安いなりの理由があるのですから。
ワシントンD.C.で自由に過ごしたい方はフリープランをお選びください。