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【ホワイトハウス内部見学】緑の部屋、グリーンルームが歩んできた歴史

ホワイトハウス内にはいくつかの色の名前がついた部屋があります。

グリーンルームもそのうちの1つで、緑色を基調とした穏やかでリラックスさせてくれる雰囲気を持つ部屋です。

ホワイトハウス見学前にグリーンルームがどのように使われる部屋なのか、また歴史について知っていればより見学が楽しくなりますよね。

今回はグリーンルームについて紹介していきます。

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多くの目的を果たしてきたグリーンルーム

グリーンルームには多くの歴史があります。

建築家のジェームズ・ホバンによって設計され、主にダイニングルームを目的として作られました。しかしグリーンルームは19世紀初期の第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズヴェルトの時代までは、部屋の雰囲気は大統領の好みにより頻繁に変化します。

グリーンルームは1800年、ホワイトハウスに建設されて以来多くの目的を果たしてきました。1801年2月に部屋が初めて使用され、その目的は宿泊室としてでした。 その後第3代大統領トーマス・ジェファーソンによって本来の目的であるダイニングルームとして使用され、現在の緑色の配色となります。

グリーンルームは、当時新しい形式の部屋であり、第4代大統領ジェームズ・マディソンがグリーンルームで国家初の宣言に署名をしたということでも有名です。

そして長年にわたり、グリーンルームは大統領が来賓をもてなす非公式な会談をするための小さな部屋として使用されてきました。

1800年代の雰囲気を感じられるグリーンルームの家具

グリーンルームにはどのような家具が置いてあるのでしょうか。

部屋の大きさは約28フィート×22・1/2フィートです。壁には1962年にケネディ大統領夫人が選んだ繊細で緑色の絹織物であるストライプベージュのコーラルサテンカーテンが装飾されています。

グリーンルームは1971年に大規模な改装をされました。その改装では19世紀初頭の建築パターンを再現しています。サンゴと金箔の装飾が特徴的なコーニスには、羽が散りばめられ、金めっきのワシの一ペアがあります。そのほかにもアメリカの愛国心の象徴であるワシは、連邦時代の特別な装飾のモチーフの一つであり、グリーンルームでたくさん見ることができます。

グリーンルームの家具のほとんどは英国の家具デザイナーであるトーマス・シェラートという人物が、アメリカのインテリア業界に最も大きな影響を与えた1800年から15年の間のものを採用しています。部屋を通して1800年代の雰囲気を感じることができますね。

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ホワイトハウスのグリーンルーム

グリーンルームにはホワイトハウスが歩んできた歴史が凝縮されています。

グリーンルームの家具を通して、ある時代に流行ったインテリアや大統領夫人の好みを見ることができます。

また部屋にはアメリカの象徴であるワシが多く装飾されています。

見学した際にはぜひ細部まで眺めて探してみてくだい。部屋の雰囲気を通してアメリカの歴史を感じることができると思います。

住所

1600 Pennsylvania Avenue NW Washington, DC 20500

電話番号

+1 202 456 1111

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